うつにっき -うつ病の治療きろく-

うつ病の治療や過去の振り返り、新しい生き方の模索などを記録していくブログです。

新年会が純粋に楽しめた

 先日、いちご狩りと新年会に参加してきました。とあるボランティア活動をきっかけに続いているグループなのですが、年齢も職業もバラバラで私にとっては大変刺激になってきました。かれこれ15年ほど続いているでしょうか。

 うつ病が再発してからは初めて会ったので一年ちょっとぶりでした。最初は少し緊張していたのですが、特に病気のことに触れることもなく、すんなりと入っていけました。

 久しぶりに人と会うときはやはり緊張する状態は続いています。こういった部分を感じるうちはまだまだ治っていないのかもしれません。

 最近は、大人数で集まる場にも顔を出せるようになってきていますが、楽しさ≧消耗というくらいが多いです。本当なら、楽しさ>>消耗とか、楽しさしか感じないみたいなはずなんですけどね。

 楽しそうことには多少疲れていても、参加しないと損みたいに思っていました。時間やお金や体力が許すなら楽しいことには参加したい。

 でも、うつ病になった今は、時間はできたけど、お金は微妙、体力や精神力は激減したので、楽しいことを楽しめるだけのハードルが随分と上がってしまいました。

 今回は楽しさ>消耗という感じで、大きな不安や疲労感も感じずに、純粋に楽しめる時間を過ごすことができました。年齢や職業が大きく異なるグループだからというのが大きいのかもしれまんね。私よりもかなり年上の方が多いです。

 そうそう、いちご狩りはじゃらんでお得なクーポンを見つけました。リンク先の下の方に実質半額クーポンが載っています。

www.jalan.net

 新年会はメンバーの方の家で、おでんなどをご馳走になりました。久しぶりに大きな不安を感じずに心の底から笑えたように思います。

 こういった久しぶりに会う人たちと楽しい時間が過ごせると、純粋に楽しめたことで自信が取り戻せたり、人間関係が崩壊してしまったと思っていた認知のゆがみにも気付いて修正されることで、調子が良くなったように思います。

 逆もあるかもしれません。信用していた友人が、うつ病になっただけで離れていく、連絡が取れなくなるというパターンは自身の喪失や、認知のゆがみを助長させることになるかもしれないですね。

 今回は大きくプラスに働きましたが、人と会ったり連絡を取ることはマイナスに働くこともあるので本当に難しいです。少なくとも自分で大丈夫と思えてから会うようにするほうが良さそうです。

 最近は体調上プラスに働いているであろう出来事が続いているように思います。一方で、疲労が蓄積されてきている感覚もあるので、週末はゆっくりと休養を取ってリフレッシュしたいと思います。

クラス最軽量のコーダーブルーム(KhodaaBloom)のクロスバイクが気になる

 現在、TREKのFX7.5というクロスバイクに乗っているのですが、ブレーキやギア、サドルなどの主要部品が痛んできて、そろそろ限界が近いので交換する必要が出てきています。

www.bicyclecolor.com

 全部交換すると5万円位以上はしそうです。なので、思い切って新しいクロスバイクに乗り換えるか迷っています。気分も一新できますしね。

 買い替える場合は今のクロスバイクよりも低い価格帯のものにしようと思っています。当初考えていた筆頭候補はGIANTのESCAPE R3 AIRでした。9.6㎏という軽さが魅力です。クロスバイク入門として高い評価を得ているESCAPE R3の軽量版です。

www.giant.co.jp

 他に良いものがないか探していたところ、国内のメーカーでコーダーブルーム(KhodaaBloom)というブランドがあることを最近知りました。GIANTとは提携関係(傘下?)にあるようです。

 ラインナップを見てみると、以前はクラス最軽量だったはずのESCAPE R3 AIRよりもさらに軽いバイクがいくつかあります。使っている部品についても詳しくは無いのですが、私にとっては十分な装備です。

 私が買うとするとこの辺りになりそうです。どちらも9キロ以下という超軽量。

khodaa-bloom.com

khodaa-bloom.com

 クロスバイクロードバイクとなると国内メーカーで安くて良いものが買えるというイメージが全くなかったのですが、GIANTとの関係があることや、日本人向けの設計などから期待が持てそうな気がします。

 こういったクロスバイクロードバイクは自転車としては高価なものですが、普通の自転車と比べると、同じ自転車とは思えないほどの差がありますし、原付バイクと比べれば安価です。初めて乗った時は本当に感動しました。

 コーダーブルーム、まずは取扱店に覗きに行ってみたいと思います。

当たり前のことが、突然当たり前じゃなくなるかもしれない

 昨日、こんな記事を書いたのですが、なんかまだ言い足りないことがあるような気がしていました。何で見ず知らずの学生にそんなにストレスを感じたのか。

 どうでも良いはずのことが気になっているのはどうしてなんだろう。と思っているうちにあることが頭の中をよぎりました。あぁ、そういうことだったんだなぁ。今日はそのことについて書いてみたいと思います。

for-happy-life.hatenablog.com

  これまでの私の人生は人並みに悩みや失敗は重ねてきたものの、かなり順調にやってこれていたように思います。これは家族や友人に恵まれていたこと、経済的な心配が要らなかったこと、自分や家族、両親が健康であったという環境のおかげです。

 以前の私はそんなことは当たり前だと思っていました。普通にやっていれば良い人間関係は築けるし、仕事は頑張っていれば評価されて順調に出世していくし、自分は健康で当たり前、親もまだまだ元気だろうと思っていました。

 周りからも十分にサポートしてもらえるし、サポートが無かったとしても自力で何とでもできる。そんな環境に慣れきっていました。

 でも、この2年間ほどでその環境は大きく崩れてしまいました。私はうつ病を発症し、2回の休職、2回の降格を経験しました。順調に出世していくと思って描いていた家計の見通しも、大幅に下方修正されることになりました。そもそも、ずっと働き続けられるのかもわかりません。

 その間に父は脳梗塞となり、重い後遺症が残りました。いつも支えてもらっていた側だった私が、今度は支える側にならないといけない。これは表面的な介護だけを指していません。一家の代表としての役割も果たさなければいけなくなってきます。

 子供も生まれました。親が自分にしてくれたように経済的に不自由なく、楽しくいろんな経験をさせて育ててあげたい。教育としての我慢は子供に求めても、子供の成長のために必要なことさえも我慢させることはしたくありません。

 自分がこんなことになって初めて痛感しました。大学行かせるだけでも物凄く大変なことなんだなと。そんなことぐらい当たり前だと思っていましたが、自分がうつ病になったことで当たり前では無くなってしまいました。

 いつも支えてもらっていた側だったのが、自分が支えないといけない立場になった。しかも、今の自分は人を支えるどころか、自分自身のことさえも怪しい。

 世間ではかなり安定しているとされる職場に勤めているにも関わらず、自分や親が健康でなくなっただけで、こんな状況にまでなってしまいました。

 話を戻しますが、だからこそせっかく大学に行かせてもらったのに、そんな親の気持ちを踏みにじって、安易にフリーランスになったり、起業するという若者に嫌悪感を持ったんだと思います。こんな親不孝なことするのに、他人の生き方を否定するんだと。

 勝手に親不孝と決めつけてしまっていますが、どうなんでしょう。合ってるとは思いますが。

 ちなみにフリーランスになったり、起業することを否定するつもりはありません。成功する可能性が少しでも感じられたらそんなこと書きません。失敗する可能性が限りなく高く、他に取りうる安全な手段があるにも関わらず、親が苦労して引いてくれたレールを安易に台無しにしてしまうことに問題があるように思います。

 かと言って決めてしまったんだから頑張るしかないでしょうし、いつか親の苦労や気持ちが分かるようになると良いなと思います。

 私は自分の見込みが正しかったのかはやはり気になるので、興味を持ってモニタリングしていこうと思います。私が間違っているかもしれませんしね。

なぜフリーランスや起業宣言の若者に不快感を感じたのか

 こちらのブログ記事を読んで思い出したことがあるので、今日はそのことについて書いてみたいと思います。下の記事と内容は異なりますが、言いたいことは似ています。

 キングコング西野の言動については以前から好きではありませんでしたが、絵本自体は思っていたものよりも遥かに素晴らしいものでした。この記事を読むよりも先に絵本を観て、いろいろ言う人だけど才能あるんだなぁと思っていただけに残念です。

mistclast.hatenablog.com

 さて、ここからか本題です。何カ月か前のことですが、就活失敗したからフリーランスで生きていくとか、大学が面白くないから退学して起業すると宣言している若者のブログが盛り上がっているのを見掛けました。

 これらの宣言に対して、私が受けた印象は良いものではありませんでした。そして、少し辛辣なコメントを残したことを記憶しています。

 ブログの文面からしか彼らの人柄や能力、価値観を推し量ることはできませんが、失敗する可能性が非常に高いと感じたことや、私立大学まで行かせてもらっているのに、その出資者である親さえもきちんと説得できていないように読み取れたからです。

 親の期待どおりに生きていく必要は全くないけど、親の気持ちを無視するような生き方もあまり良くないと思ってしまいます。

 彼らの言うレールに沿った人生とは、大学を卒業してからサラリーマンとして生きていくことを指していると思いますが、確かに多くの場合は多かれ少なかれ妥協を含んでいます。

 組織に属すれば、自分の好きなように仕事は選べないし、人間関係も選べない、規則などに縛られる。それは多くの場合間違いありません。逆に組織の各種資源を活用したり、守ってもらえることもあります。別にフリーランスや起業しても縛られるのは縛られるはずなんですけどね。

 それでも、周りが何と言おうと自分がやりたいことを仕事にする!と決断して、実行することは羨ましくもあり、素晴らしいことでもあると思います。周りはとやかくは言うけれども、肉親を除いては、責任を取ってくれることはほぼありえません

 一度しかない人生ですし、失敗しても全てが終わる訳じゃない。チャレンジしないと何も生まれない。レールなんかに必ずしも縛られる必要は無いという彼らの主張はもっともです。

 私からしても見ず知らずの若者がフリーランスになろうと、起業しようと関係ないし、その結果がどうなろうと別に迷惑は掛かりません。

 でも、妙な苛立ちが残っていました。理由はただ一つ。彼らは自分の主張だけをすればいいものを、レールの上を一生懸命生きている多くの人たちを否定するかのような表現をしているように感じたからです。

 彼らはなぜ自分が叩かれるのかあまり理解していないようでした。自分の主張をしただけで周りが攻撃してくると。実際は、不特定多数の人を(意図に関わらず)攻撃したから、反撃されただけだと思うんですけどね。

 サラリーマンだからといって、楽しくない生き方をしている訳では全くありませんし、組織に属するからこそ個人の力では成し得ない大きな仕事ができることもあります。みんなそれぞれに思い入れを持って仕事をしています。

 また、現実問題として、家族を養っていくという責任もあります。ローンを組む場合などの信用力にも大きな差が出ます。やっぱりサラリーマンで良かったと思うことも多々あります。

 好きな仕事をしたらいいって、言うのは簡単ですがどれくらいの割合の人がそれで生きていけるんでしょうか。

 そりゃあ、家族に対しての責任も無く、甘えるばっかりで、世間知らずで自分の事ばっかり考えている人間にそんなこと言われたらムカつくのは無理ないかもしれません。理想と現実がある中で、折り合いを付けながら生きているんですから。

 結婚、子育て、家のローン、親の介護、年金など、現実として考えておかないといけないことはたくさん出てきます。逆に言えばそういうことを考えないで良いうちに動けるだけ動いておくことが重要なのかもしれません。

 私も自分の主張をする際には、そうでない人を否定するような言動をすることが無いように意識していきたいです。これって知らず知らずの間にやってしまっている可能性が高いように思います。現にこれも批判ですもんね。

 

今年の投資における方針について

 何回かに分けて今年の目標について書いていたのですが、今日は今年の投資方針について書こうと思います。

全体としての投資方針

 去年から、キャピタルゲイン(値上がり益)重視からインカムゲイン(配当、株主優待、利息収入)重視への大きな方針転換を行い、ポートフォリオの再構成についてはほぼ完了済みです。

 これはうつ病の再発により、今後において働けなくなるようなことがあっても一定の安定した収入源が得られることを考えてのことです。

 今後5年間で生活保護レベルの収入を配当等から得られるようにすることを目標としています。

 今年においても、株式については配当、優待を重視した分散投資を徹底しながら、個人型確定拠出年金の活用や、ソーシャルレンディングへの投資比率を10%程度まで引き上げ、ポートフォリオ全体でのリスクの軽減と配当収入等を増やしていくことを方針とします。

株式 

 国内株式については配当、優待を重視した分散投資を進めていきます。銘柄分散だけでなく、家族名義でも分散し、投資(優待?)効率を高めていきます。あと、一応NISAも活用します。

 専業主婦である妻や子供名義での配当収入は、確定申告により源泉徴収された税金が返ってくるというメリットもあります。当然収入が多くなると扶養から外れてしまうことになりますが、まだまだそんな段階では無いので当分は心配する必要はなさそうです。

 投資する銘柄については、下記のサイトやダイヤモンドZAI(雑誌)などを一次スクリーニングとして活用するなど、効率良くやっていきたいです。

 配当や優待重視とはいえ、財務や経営状況、業界におけるポジショニングや将来性などはきちんと精査します。

kibinago7777.blogspot.jp

 先進国株式については、個人型確定拠出年金の掛金の全てを充てていきます。年間15万円弱の投資となるので、全体のポートフォリオに与える影響はほとんどありませんが、国内株式に偏重している状況なので、わずかながら全体のリスク改善にはつながると思います。

 新興国株式についてはETFで対応していますが、投資比率を高める予定はありません。

債券 

 基本的に国債などの債券投資については見合わせます。国内債券は投資とは言い難いリターンしかなく、待機資金とほとんど同義になってしまっている気がします。

 海外債券については、通貨分散の必要性は痛感していますが、「債券」への投資としては個人的にはさほど魅力を感じません。

 利息収入が欲しい場合は、FXのスワップ金利を活用しようと思います。通貨分散によるリスクコントロールをしたい場合もFXを使えば容易なのですが、全然活用できていません。

 FXでは現在は南アフリカのランドという通貨を3万ランドだけ買いポジションを持っています。これで毎日42円程度のスワップ金利が入ってきます。こちらは遊びなので放置して楽しみたいと思います。

不動産など

 現在はREIT(不動産投資信託)のETFで対応しています。投資比率が低いので少し高めたいところではありますが、REITの基準価格もかなり高くなったので悩みどころではあります。

 中古の不動産を購入して、自分で好きなようにリフォームして、賃貸物件として貸し出すことに興味を持ち始めています。サンワカンパニーなどを活用すれば安くておしゃれなリフォームができそうです。

www.sanwacompany.co.jp

 大きな話になってくるので、ぼちぼちと検討していきたいと思います。

ソーシャルレンディング

 去年から始めたのですが、まだまだリスクなどが未知数な部分もあるものの、魅力的な投資対象であり、今年は投資比率を全体の投資額の10%程度まで高めたいと考えています。

 株価との相関が比較的小さいと思われるため、金利の高さ(5%~13%程度)も魅力ですが、リスク分散としても効果は高いものと考えています。

 去年は5つほどの口座を作ったのですが、今年は利用する口座を集約していきます。海外のローン債権などに投資するクラウドクレジットを中心として、国内を対象とした業者1つか2つだけを残したいです。

 どこを残すかは未定ですが、みんなのクレジットは怪しすぎて、もう止めとこうかなと思っています。理由はまた別に書くかもしれません。

 クラウドクレジットを中心にするのは、金利の高さの説明が自分なりに納得できるからです。逆に国内事業者向けのローンファンドなどは納得できない部分もあります。

 不動産担保に入れても金利10%以上で資金を借りるなんて、かなりヤバいんじゃないの?って内心思っています。以前に債権回収の部署で仕事をしていたことがあるので、その時の感覚をある程度信じていきたいです。

crowdcredit.jp

課題

 昔は通貨や投資商品の配分比率について、かなり意識して投資していたものの、リーマンショック時にあまり役に立たなかったので、それ以来は自分の感覚が届く国内株式への偏重が強い状態が続いています。

 ちょっと偏りすぎではあるので、外貨の比率や、債券はともかくとしてREITやソーシャルレンディング、他の投資商品を活用しながら、リスクの最適化を図れるようにしていきたいです。

 あと、優待については活用できないものはラクマなどのフリマアプリで売却していこうと考えています。

ブログ読者が200人になりました

 ふと気づいたら、このブログの読者数が200人になっていました。ここまで多くの方に登録していただけるなんて本当に嬉しいです。ありがとうございます。

 大して役に立つことや、面白いこと、心に響くことが上手に書いたり表現できず、他のブログを読んでは自分も上手に書ければと思うことが多々あるのですが、続けてきて良かったなぁと思います。これからもどうぞよろしくお願いいたします。

 ブログを続けていくことがこんなに難しいこととは思っていませんでした。実はうつ病になる以前にブログを書いていたことがあります。

 今から思うと、自分の日常がいかに充実しているかをアピールするような内容だったように思います。好き放題リア充アピールしてるもんだから、飽きることも無く自然と続けて行けてたのかもしれません。Facebookで良く見掛けるような感じですね。どこに旅行行ったとか、美味しい店食べに行ったとか、車買ったとか、株で儲けたとか、資格取ったとか。

 このブログは2回目のうつ病発症後、休職して、復職したころから始めました。最初のうちは感情のはけ口のようなものとして、勢いで書いていたのですが、日々の日常生活も結構大変な中で、何かを書き続けていくことというのはなかなか大変なことと感じています。

 最初のうちは自分の感情を吐き出したいというのがブログを書く理由だったのが、いつのまにか読み手のことをあれこれ考えるようになったのが良くも悪くも、記事を書き続けることが難しいと感じるようになった原因かもしれません。

 うつ病のブログって難しいです。うつ病になった原因や環境も様々ですし、症状にも相当な個人差があります。治療上のステージもみなさん異なります。

 その中で、できるだけ読んでくださる方の治療や気分に悪影響を与えないようにと思いながらも、自分の主張や考え、経験はできるだけストレートに書きたい。

 時にはオブラートに包みながら、時には記事にすること自体を諦めることもあるのですが、そのバランスって結構難しいことなんだなと感じています。そして考え過ぎるほど魅力のない内容になってしまう気もします。

 ブログを続けていくのが難しいことというのは、自分だけでは無く、みんな同じというのも感じています。

 読者数がここまで増えた割には、実質の読者数がそこまで増えていないように感じることや、自分が読者登録しているブログはかなり多くなっているはずなのに、新着記事に上がってくる記事の数は増えるどころか減っている状況であることからもわかります。

 つまり、はてなブログのブログや登録自体は残したまま、遠ざかっていく人がものすごく多いということです。

 うつ病関係のブログや読者の方をはてなスターやコメントなどで見掛けなくなってしまった場合は、病気が悪化してしまったのかなと心配してしまいます。

 ブログに飽きただけとか、元気になったからブログで病気のことを書く必要がなくなったとかなら良いのですが、病気が病気なだけに○○さん大丈夫かなぁとか勝手に心配してしまっていることも多いです。

 話がいろいろ脱線しましたが、これからも楽しくブログを続けられるように、自分が考えていることや伝えたいことをあれこれ考えすぎずに書いていきたいです。これからもどうぞよろしくお願いします。

うつ病患者の成功体験の必要性と注意点

 先日から日記に書いていた、今の私にとって少し負担が掛かる不安に感じていた仕事は特に問題無く終えることができました。

 簡単な報告書の作成など、まだ少しだけ残っているものもありますが形式的なものばかりなので、とりあえず本番が滞りなく終わったことでホッとしています。

 昨日は疲れ果てて、子供の寝かし付けをするつもりがそのまま寝てしまっていました。よっぽど消耗していたのかもしれません。

 今回の仕事で、感じたことがあるので書いてみようと思います。

大前提としてできないものはできない

 

 うつ病患者が仕事をしないのは甘えなんじゃないかという意見を見聞きすることがありますが、それは違います。不安感や憂鬱な気分だけでなく、身体や脳の能力がかなり落ちていて、自分でもあり得ないと思うぐらいのことしかできないのです。

 「しない」のじゃなくて、本当に「できない」のであって、できることなら活躍したいです。同じ時間を使うのに惨めな思いをして過ごしたくなんかありません。

 理解してくれようとする方は周りに多くいますが、理解することはなかなか難しいと思います。想像を絶する世界であり、自分自身を含め、実際になってみないと解ることでは無いように思います。

 今回書こうとしていることは、うつ病患者も無理をして頑張るべきと言っているのではありません。

 あくまで自分ができることを少しずつ積み重ねていくことが大切なのであり、それは毎日散歩をするとか、日光を浴びるとか、読書をするとか、ブログを続けるとか、しっかり睡眠をとるとか、食事をとるとか、治療の段階によってはそういったことも立派な目標です。

 逆に無理をして再発することだけは何としても避けなければなりません。普通の人が感じる努力の水準で考えずに、今の自分の状態だけを考えて焦らないこと、無理しないこと、病気を悪化させるほどの努力は努力とは言わないことが大前提です。

うつ病患者にとっての成功体験の必要性

 人は失敗や成功を重ねながら様々な経験を積んで成長していくものだと思っているのですが、今回の仕事で成功体験がうつ病患者にとって必要であるように感じました。

 ある物事を成し遂げることにより、今の状態で自分が何ができるのかが確認できて、何も出来なくなってしまった、何の役にも立たないという落ちるところまで落ちてしまった自己肯定感の改善や、0か1思考の修正が可能です。

 今回の仕事の中でも、様々な壁にぶつかりながら、自分が以前とほとんど変わらずできることや、今の自分には非常に負担に感じることがわかったり、不安に感じることでもどうにかなることの感覚を思い出したり、自分で段取りやスケジュールを決めていくことのしんどさと共に、コントロールできる楽さを感じることもできました。

 そういえば、職場に復帰することは復帰するだけでも大きな前進だったし、これまで少しずつ仕事が増えていく段階で小さな成功体験というものを積み重ねてここまでこられたんじゃないかなと思います。

じゃあ失敗体験は?

 普通なら失敗からも学ぶことが多いのですが、うつ病の状態では失敗から学ぶことよりも心身へのダメージが大きく、失敗を振り返って学ぶどころか、失敗を何回も思い返してはダメージを受け続けていくという可能性が高いです。

 なので目標を高く持ちすぎると危険は高いです。私も今回の仕事では行き詰ったら上司に頼ることを前提に考えていました。結果としては頼ることもあまりできず、でもたまたまトラブルが無かったので何とかなりました。

 失敗も想定しつつ、それでも問題無いことか、後ろ盾はあるのかは意識して、何としても病気を悪化させないことが最優先です。

 成功体験というのは、誰もが認めるような大きいものだけではなく、段差の小さな階段を一歩ずつ上っていって、結果として後から振り返れば随分と登ったなと思えることも大切です。

終わりに

 

 今回の仕事では人並みの仕事がきちんとできたという到達感だけでなく、そこまでこれた今までの自分の取り組みも振り返ることが出来ました。

 一方で、普通ならあたりまえのようにこなす仕事が、今の自分には精一杯だったことは忘れてはいけないですし、職場にも普通にできるようになったと思われることにはリスクがあるように感じています。

 「普通のことがなんとかできる」=「普通」なのではなく、「普通のことが普通にできる」=「普通」だからです。

 これからも普通のことが普通にできるように、少しずつ近づいていければと思います。