うつにっき -うつ病の治療きろく-

うつ病の治療や過去の振り返り、新しい生き方の模索などを記録していくブログです。

超優良優待銘柄、オンリー(3376)の優待改悪

 本日、オンリー(証券コード:3376)の株主優待の改悪が発表されました。今まで商品券での優待だったのですが、これが20%引きの割引券への変更となりました。

http://www.nikkei.com/markets/ir/irftp/data/tdnr/tdnetg3/20170612/ajdi5j/140120170612404519.pdf

【変更前】

お買い物優待券

100 株以上 400 株未満     1,000 円分
400 株以上 800 株未満        5,000 円分
800 株以上 1,200 株未満   10,000 円分
1,200 株以上         30,000 円分

【変更後】

20%割引券

100 株以上 500 株未満       2枚
500 株以上 1,000 株未満      4枚

1,000 株以上           10 枚

となるようです。

 20%割引券では価値はほとんど無いに等しいです。あえて株式を保有していなくても、かなり安い値段でオークションやフリマアプリなどで売りに出されるのではないでしょうか。

 これまで、私と妻の名義で1200株ずつ持っていたので、年間6万円分のスーツや革靴、カバン、ワイシャツ、ネクタイなど、仕事関係の服は全て優待でカバーできていたのですが、残念ながらそれは無くなってしまいそうです。

 実家の両親も1,200株ずつ保有しており、これまではスーツなどは無料であることが前提のようになってしまっていたのですが・・・

 私の保有株の中でも、最も家計を助けてくれていた優待だったので影響やショックは大きいです。

 株価はかなり下がるとは思いますが、この銘柄は優待が無かったとしても割安な水準だったので、売却するかどうかについては様子見しようと思っています。

 先日書いた優待改悪ラッシュの予感が早速的中してしまいました。やっぱり優待新設もこれまでどおり出てくるだろうけど、改悪や廃止に向かう企業も増えてくるような気がします。

 せめて業績の上方修正と併せての発表だったら良かったんですけどね。これまでがばら撒き過ぎだったとも言えますし、価格の割には質の良いスーツなどを販売している会社だと評価しているので、今回の優待改悪は非常に残念ですが、引き続き応援したいです。

うつ病は薬無しで治せるのか①

※この記事は私自身のうつ病の治療について書いたものであり、薬を飲まないことを推奨するものではありません。

 私がうつ病を再発したのは、医師の指示に従わず薬を飲まなくなったことが原因の一つとも考えられるので、主治医の指示には必ず従うようにしてください。

 

 薬を飲まなくても、うつ病を完治させることができるのかについては、私の一番の関心事です。というのは、私自身が薬無しでの治療を受けているからです。

 主治医が変わる前である1回目の発症時や、現在の主治医での再発時の急性期などには薬が処方されていましたが、現在は何も処方されていません。

 十分に回復したから薬を飲んでいないのかというと、全くそうでは無いと思います。全快からはほど遠い状況で、不安感や貧困妄想、対人不安、慢性疲労感、睡眠の浅さ、全身の凝り、記憶力や判断力の低下など、様々な症状を感じており、仕事をするにあたっても深刻な能力の低下が浮き彫りになっています。

 本当にそれで治るのかどうか、ものすごく不安になることがあります。飲んだら、もっと回復が早いのではないかと思うこともあります。

 でも、飲まない状態でなんとかここまで来れているので、以前に薬を飲んでいた時には効果も感じましたが、副作用も強く感じていたこともあり、このまま何とか治すことができればという気持ちが強いです。

 以前の主治医は3分ぐらい診察して、とりあえず薬出しとくみたいな感じだったのですが、現在の主治医は必要な時には薬は使うが、できるだけ薬を使わずに、じっくりと診察時間を取って治していくというスタンスのようです。

 なので、診察は精神療法というより、それだけです。診察は毎回1時間程度、家族も同席で、主治医と書記の方?で、生活や仕事、趣味、人間関係などについて、不安に思っていることや、今やってみたいこと、これから何に取り組むかなど、様々なことについて話をします。これはうつ病治療のセオリーからは相当外れた治療法のはずです。

 また続きは次回に書きます。

 

 

 

個人投資家と弱小ブログの視点からみたVALU

 最近、ブログでVALUというサービスを紹介している、または論評している記事をよく見掛けます。あまりきちんと調べてはいないのですが、個人を株式会社に見立てて、その株を売買できるというものという感じでしょうか。

 個人が取り組むプロジェクトにインターネットを介して不特定多数から資金を集められるという意味では、少し前から規模が大きくなってきているクラウドファンディングの1つともいえると思います。

 個人投資家から見れば新しい金融商品ともいえるので、少し調べてみようと思って検索したところ、こちらのブログ記事にたどり着きました。

www.mazimazi-party.com

 仕組みについてはきちんと書かれていてわかりやすいなぁと思ったのですが、利害についてはブロガー(発行者)での視点が強すぎて、投資することのメリットは全く無さそうだなというのが実感です。

 もしブロガーへ投資を行うなら、ブログ収益で得られた利益の一定割合を投資家へ配分するか、価値のあるサービスを優待として提供できないのであれば、それは投資とは言えず、ただのファンクラブ、あるいは寄付の域を出ないのではないかと感じるのです。

 今のままではただ応援してくれてる人からお金を貰っているだけみたいな感じです。

 逆に言えば、投資家への収益の魅力的な還元を公表し、実行することで、少し株式投資に近い形での投資商品になりうる可能性はあるんじゃないかということです。

 VALUを勧めているどのブログも今の時点でその辺りには触れず、儲かるということばかり書いていて、信用性にかなりのリスクがあるので、私は投資しないですけどね。

 今の現状で言えば、金融商品としては全くの魅力無し、あるいは金融商品とは言えないというのが個人投資家の視点での結論です。

 弱小ブログの視点から見た場合はどうでしょうか。最初に審査自体が通らないという壁があるのですが、それを乗り越えられたとしたら、上記に書いてきたようなことを逆手にとって、ブログ収益の分配を約束することで、応援者を増やす手段にできる可能性は感じました。

 例えばブログ収益の30%を配分するということにして、投資家になってもらえれば、その人たちからの支援などでブログ収益が2倍になれば、お互いにwin‐winになる可能性もあるんじゃないかなと。

 私の場合は、PV数からして承認は確実にされないどころか、本名などを出さずやっているのでfacebookのアカウントで登録という時点で申請すらできません。

 今の時代、あらゆる権利が証券化、流動化されているので、こういったサービスが出てきても特段驚かないのですが、面白い試みではあると思います。一方で、様々な課題が出ていると思うので、関わることはないですが、どうなっていくのかは興味を持って観察したいと思います。

ソーシャルレンディングへの投資近況

 金利による利息収入を得ることと、投資先の分散による全体リスクの軽減を図るために、ソーシャルレンディングへの投資を行っています。

 以前にソーシャルレンディングの今年の投資方針について、海外のローン債権などに投資するクラウドクレジットを中心として、他に国内を対象とした業者1つか2つだけを残したい、と書きましたが少し方針を変更することにしました。

 しばらくの間は主要株主が伊藤忠マネックスなどで信用ができる、クラウドクレジットだけでの投資にすることにします。

 きっかけはみんなのクレジットの行政処分です。投資したお金が返ってこなくなるという覚悟をしていましたが、結果としては無事に帰ってきました。

 私の予想ではこの業者はあと2~3か月でもうダメなんじゃないかなと思います。というよりは、もう既にダメだけど、それぐらいは持ちこたえるかもという感じでしょうか。恐らく計画倒産でしょうね。詐欺と認定されないように、細心の注意を払って実行するでしょうけど。

for-happy-life.hatenablog.com

  この業者が怪しいのは最初から把握していましたし、キャンペーン目当てで、貰えるものは貰って逃げ切ろうと考えていたのですが、思っていた以上にコケるのが早く、冷や汗をかきました。

 非常に効率の良い運用結果となったものの、余裕で逃げ切れると思っていたのに、ギリギリで生き残れたことから、不用意に危ない橋を渡るのは今後は控えようと思っています。

 ソーシャルレンディング業者は随分と増えましたが、そのほとんどは国内での案件です。金利は4~10%程のものが多いですが、5%ぐらいまでなら個人的には投資案件として魅力を感じないし、不動産に抵当権を付けるなどして担保を取っているにも関わらず、投資家に金利を10%も払うことが成り立つというのも自分の肌感覚として納得できていません。

 一番抵当権で貸付額も不動産評価額より低いのに、ここまで金利が高い条件になるというのは、よっぽど信用力が低くないと逆に難しい気がします。

 今後、ずっと投資を避けていこうとしているのではなく、機会があれば、金融関係の方などに実情を聞いてみて、納得できれば国内向けの案件にも投資してみようと思います。

 一方で、クラウドクレジットの発展途上国などへの投資なら10%を上回る金利が得られることが適正かどうかというのも、正直なところわかっていません。

crowdcredit.jp

 ただ、少子高齢化、人口減少傾向にある日本の状況とは違い、爆発的に人口が増え、様々な財・サービスの需要が増え続けていて、金利が高くても資金調達することで、それ以上のリターンを得られる環境があるであろうことは、感覚として納得できます。

 実際に発展途上国を渡り歩いたわけでもありませんし、あくまで感覚としてのレベルなので間違っているかもしれませんが、自分の感覚を信じてみたいと思います。

 ソーシャルレンディングへの投資額は早い時期に200万円まで増やしたいと考えていましたが、現在の100万円ほどでしばらく様子を見ていくことにします。

 

言及されるのはとても嬉しいです

 私のブログは普段はそんなに言及(記事にリンクを貼ることを指すようです)してもらえることは無いのですが、最近、2つの記事で立て続けに言及していただきました。ありがとうございます。

 言及されるということは、自分に書いた記事に対して何かしらの反応があったということなのでとても嬉しいです。

 自分が誰かの記事について、コメントやブックマーク、言及するときというのは、その記事を紹介したかったり、それについての意見を書きたかったりという場合が多いので、はてなスターも当然嬉しいのですが、コメントやブックマークはもうワンランク嬉しいし、言及されるというのはさらにワンランク上の嬉しさがあります。

 もちろん、否定的な意見があったり、自分の意に沿わないことが書かれていたりすると悲しい時もあるのですが、それでも自分の書いた記事に対して、何か反応を示していただけるのはありがたいことだと思っています。今回は共感を得られた部分があったようなので非常に嬉しかったです。

 もっと多くの人の役に立ったり、共感して貰えたリ、気持ちを楽にしたりできるような記事を書けるようになれたらいいのですが、誤字が多かったり、内容が上手くまとめられなかったりで、なかなか自分が思うように表現ができていません。

 でも、こうやってブログで文章を書くことや他のブログを読ませていただくことが、自分自身を客観的に観察することになり、認知行動療法のようなものになると思いますし、病気のこと以外にも新しい発見を日々得られることがあります。

 うつ病になってからは人とコミュニケーションを取ることがしんどかったり、行動力も随分と落ちたので、日常から得られる刺激も随分と減ってしまっています。ブログはそういった部分を少しは補ってくれるような気がしています。

 これからも無理をしないでちょっとずつ、でも長く続けられると良いなと思っていますので、今後ともよろしくお願いします。

人事異動(人事付けが解かれて)から2カ月が経過しました

 人事異動から2カ月が経過しました。なんとか乗り切れたものの、4月と違って5月は少し業務量が増えてきて、様々な問題が浮き彫りになってきました。

 体調については、ゴールデンウィーク明けから続いている、強い疲労感がなかなか抜けきらず、全身が凝り固まって呼吸がしにくい状態が続いています。

 マッサージやヨガ、ストレッチなど、いろいろと試しているものの、根本的な解決にはなっていません。やっぱり精神的に不安であったり、緊張している状態が改善されない事には、身体の調子も良くならないんじゃないかと感じています。

 仕事については、大きな仕事が2つあったのですが、どちらかに取り組んでいる時は、もう一方の進捗管理が疎かになってしまって、落ち着いてから取り掛かろうとした時に、スケジュールが遅れていることにようやく気付いて焦ってしまうということがありました。

 普段は毎日のように進捗管理をして、きちんと把握しながら仕事を進められるようにしているのですが、忙しくなってくると目の前の事を処理するので精一杯で、全体を見ることが難しくなっているようです。

 事前にそうなるかもしれないと思っていたので、注意はしていたつもりなのですが、頭のメモリの容量がかなり小さくなっているのか、マルチタスクができない、あるいは難しくなっているように感じます。

 また、ミスやスケジュールの遅れが発覚した時に、冷静に着実に対応したいところなのに、焦って空回りしたり、更にミスをしてしまうということもありました。頭の中が真っ白というか、いろいろ考えを巡らせているはずなのに、全然まとまらないというか、グルグル回っているだけというか、そんな状態でした。

 そんな時は落ち着くために考えるのをやめて、とりあえず少しだけ取り掛かってみることにしました。仕事が動き始めると、不安に思っていたことは自然と解決していくことが多いです。

 あとは、会議で議題について説明する場面があったのですが、以前はこんなの配布資料さえあればアドリブで出来ると思っていたのに、原稿まで作っても不安を感じました。これだと、交渉や調整を行う能力は相当落ちているんだろうなと思います。

 全体的に4月よりも忙しかったとはいえ、5月の業務量が多かった訳じゃありません。現に残業も0でした。業務時間内で頑張ればなんとかなる量です。でも、余裕を持ってこなせる量のはずが全く余裕が持てなかったし、ミスやスケジュールの遅れが出た時は、再発の危険さえも感じました。

 悪い点ばかり書きましたが、異動からそんなに期間が経っていない中で、業務量が落ち着いている部署とはいえ、特に問題無く(心身ともにかなり消耗はしたし、回復もしていないけど)、四半期での一番忙しい時期は乗り越えられたので、次の四半期はこの四半期で経験したことを生かして、余裕を持てるようにしたいです。

本田選手のツイートに思うこと②

 先日、サッカーの本田圭佑選手のツイートに関しての記事を書きました。

for-happy-life.hatenablog.com

  内容については、本田選手のツイートは一般論としては理解できるけど、あえて若者の自殺に関するニュースに対してのコメントとしては、自殺するまで追い詰められた人にとっては一般論は通用せず、これでは自殺予備軍は救えないのではないか、配慮に欠けているのではないかといったことを書いています。

 このツイートに関しては、やはり精神疾患の方が多く取り上げられていたことから、多かれ少なかれ、精神疾患の方にとって感じる部分があった内容だったのだと思います。

kurikinton1623206.hatenablog.com

nikon-deux.hatenablog.jp

hituzidameiko.hatenablog.com

 少し時間が経って、本田選手に悪意は無く、もっとみんなに前向きになって欲しい、素晴らしいことはたくさんあるということを知ってもらいたかったのと、苦しい環境にある自分自身へのエールとしてツイートしたんじゃないかなと冷静に捉えることができました。

 確かにどうにもならない状況で苦しんでいる方々への配慮が足りなかった部分はありますが、短文で真意やニュアンスが伝えにくかったというものあると思います。

 また、うつ病になると、そういった冷静な捉え方ができず、簡単にダメージを受けてしまうというのも改めて感じました。恐らく、本田選手を含めて、普通に人にとっては、こんなことで傷ついたり、気にしてしまったりというのは想像しにくいことなんだと思います。

 何一つ攻撃的な内容が書かれたツイートじゃなかったんですけどね。でもダメージを受けたのも事実。難しいですね、上手く受け止めていくのは。

 このツイートについては、賛否両論があったそうですが、本田選手からは、短文で真意が伝わらなかったことと、配慮に欠けたことを反省した上で、補足したいと以下(一部抜粋)のようなメッセージを公式サイトに綴っています。

ツイッターでは言葉足らずで本意が伝わっていないのと、繊細な内容であるのに配慮に欠けた部分があると自覚し反省して、ここで想いを共有したいと思います

メッセージとして伝えたかったのは『死なないでほしい』、『生きていればいつか良いことがある』、『良しとする基準は自分が作ればいい』、『出来ることを見つけて少しずつ進んでほしい』ということなんです。

 両親に感謝するべきという言い方は、僕の想像を超える虐待を受けて、深く傷付いてる方には当てはまる言葉ではなく配慮を欠いてしまったと反省しています。正直言って自殺を考えるくらい深く悩んでいる人の気持ちはわかりません。ただ本気で、そういう人達に自ら生きようと思ってもらえないものかと感情移入しているのも事実です

僕が伝えたいことは、外的要因であれ、自分であれ、命を絶つまで自分を追い込んではいけない、ということです。確かに努力しても上手くいくとは限らないですし成功するとも限らない。しかし努力すると必ず何かしらの成長をします

周りが決める成功や基準に左右され、周りが行う追い込みや圧力が理由で『自分を不必要に追い込まないで』欲しいんです。自分に出来ることを続け、自分の成長を実感し、自らを褒めてあげる。自分で基準や成功を決めればいいんです。自分自身こそがどんな状況をもプラスに変えられる唯一の味方なんだと信じて、一歩を踏み出してもらいたいと願っています。

  一部省いた部分がありますが、それはあえてです。この本田選手のメッセージから、本人には悪気が無く、心から多くの人に幸せになって欲しい、死なないで欲しいと願っていることは良く伝わってきました。

 でも、精神疾患への理解はやはり無いんだなということも良く分かりました。これはうつ病である私自身が被害妄想なのか、精神的な脆い状態であるからそう思っただけで、本田選手が悪い訳でも無ければ、精神疾患の方が悪い訳でもありません。

 一つ言えるのは精神疾患の方が生きている世界(精神状態)は、健常者の方には到底理解のできない世界であること、そして、知らない間に傷つけてしまうことがあることです。これは、精神疾患の方が被害妄想を感じることで、健常者の方を傷つけてしまう可能性があるということも意味しています。

 本田選手の言う努力というのは自分なりに精一杯という意味で、精神疾患の方もみなさん必死で生きておられる方が多いので、本当ならそれで良いんだと思います。でも、こんなんじゃなダメだ、自分はこんなもんじゃないはず、どうして頑張れないんだと自分自身を認められなかったり、責めてしまって、傷付けてしまうことが多いように感じます。少なくとも私はそうです。

 自分自身が自分の一番の味方でいてあげられること。自分自身を認めてあげられるようになることで、心が軽くなっていくんじゃないかなと思っているので、急には無理ですが、少しずつ変わっていけると良いなと思います。