うつにっき -うつ病の治療きろく-

うつ病の治療や過去の振り返り、新しい生き方の模索などを記録していくブログです。

うつ病治療における目標を持つことの大切さ

b 先日、メンタルヘルスマネジメントⅡ種の資格試験を受験申し込みをしたのですが、そのことがうつ病の治療にも役立っているように感じています。

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  メンタルヘルスに関する知識が治療に役立つという意味ではありません。それはそれで、今後に活きてくる場面もあるかもしれませんが、私が今感じているのはどれだけ小さな目標でも良いので、自分で納得できる目標を設定して、それに向けて動いていくことの効果です。

 健常者の感覚からすると、なかなか分かってもらえない部分もあると思いますが、うつ病になると「自分が納得できる」目標を持つことが難しいように感じます。

 自分なりに目標を持とうとしても、その目標を自分で認められない、本当はこんなもんじゃないのに。こんな事しか目標にできない自分は失格。みたいな。

 目標を持っていても、それが仕方無しで設定したものだったり、その先が見えないのなら、あまり意味は無いのかもしれません。下手するとただの重しになってしまいます。

 今回、私が受験しようとしているメンタルヘルスマネジメントⅡ種の資格試験というのは、決して難しい資格ではありません。履歴書に書くのが微妙なレベルです。以前の私なら、目標に設定することは無かったかもしれません。

 それでも、今回良かった点は、今の自分にとっては決して簡単なことではないと自分で納得できていることです。

 本を読んで集中する習慣を付けるだけでも大変ですし、それによる疲労も仕事などに差し支えがでないようにバランスを取らないといけません。

 今の自分にとって、ちょっと大変ぐらいのハードルを設定したことで、それが達成できれば大きな自信につながると思いますし、合格しなかったとしても自分が取り組んだことについては自信になるはずです。しんどくなったら、もともとダメもと。中断して、またできそうになればやればいい。

 無理し過ぎて体調が悪化したり再発しない限りは、決してマイナスになることはありません。

 まだ申し込んでから数日ですが、毎日少しでもテキストを読むようになりましたし、体調管理のためストレッチもするようになりました。

 テキストを読んでいても、思うように頭に入ってこず、何度も読み返したりしていますが、読み進めていくうちにいろんなことが頭の中で繋がっていくのを感じます。

 また、体調面も少し睡眠時間が減っている(それでも7時間ほど寝ている)ので、疲労は溜まり気味ですが、ストレッチを続けているおかげか、目標を持って動けているおかげか、精神的には少し楽になっているように思います。上手く言えないのですが、普通に疲れは貯まっているけど、うつ病による疲労の蓄積は減っているように感じています。

 あとは、目標を持つことにより、意識が自然とそちらに向かい、あまりマイナスなことを考え込んだりする時間が減っていることが、精神面で楽になっている要因かもしれません。

 絶対に合格しないといけないと考えると悪いストレスになるかもですが、気楽に良いストレスを感じながら、無理せずにこの調子で頑張りたいです。

株価大暴落

 昨日、今日と株価が大暴落しました。日経平均株価は2日間で1,500円以上下がりました。株を始めてから20年近く経ちますが、2日間だけでこれだけ下がったのは初めてかもしれません。

 普段は株価の変動に一喜一憂しないと言えば聞こえは良いですが、すっかり慣れてしまって、多少の変動は全く気になりません。

 でも、今回はさすがに少し焦りました。軽く100万円以上は減ったのですが、仕方ないですね。それでもかなり下がってしまったなぁと思う程度なので、麻痺してしまってるんでしょうね。普段の金銭感覚で言うと、とんでもないことです。

 今回の下げの発端って何だったんでしょうか。ニュース記事ではドルの利上げと書かれていましたが、これまで数度利上げしていたと思いますが、こんな暴落することはありませんでした。

 オリンピック終わったら、アメリカが北朝鮮を攻撃するのかもしれない、裏でそういう決定がなされたと思ったりもしたのですが、全然確信はありません。

 最近は、AIなどによる自動取引というのも良く聞くようになりました。確かに、そういったプログラムでは暴落時には売却するようになっているパターンが多そうな感覚はありますが、そういった取引手法が余計に売りを増幅させて、更に他の取引手法での売りを呼ぶという作用はあるのかもしれません。

 仮想通貨の暴落が、株式市場にも飛び火したというのも、暴落のきっかけとしては十分考えられます。

 どちらにしても、ここ最近の株価の上昇ペースはちょっと激しかったので、きっかけとしてはいろんなことが考えられますが、何かがきっかけで調整されるのであれば、むしろ良いことだと考えています。

 基本的には、状況を注視しながら、積極的には売りも買いもせず、チャンスがあれば安く拾えたらぐらいのスタンスで行く予定です。

メンタルヘルスマネジメントⅡ種の受験申込をしました

 3月18日に実施されるメンタルヘルスマネジメントⅡ種の資格試験の受験申込をしました。

www.mental-health.ne.jp

 申込はインターネットで必要事項を入力して、クレジットカードで受験料を支払えば完了。随分と便利な世の中になったなぁと思います。

 メンタルヘルスマネジメントの資格試験を受けようと思ったのは2つの理由からです。

 一つはうつ病を抱えながらどのように働いていけば良いのか、職場や公的機関からはどのようなフォローが得られる(本来得られるべき)なのか、職場組織から見たメンタル不調者はどのような位置付けなのか、上司や同僚に何を求めれば良いのか、などのヒントや知識を得るためです。

 自分のうつ病治療や、今後にも活かせるために体系的な知識を習得したいというのもあります。

 もう一つは、目標を持って何かに取り組む練習のためです。うつ病になる前は税理士や行政書士を取りたいという目標があって、その前段階としてFP1級や宅建、簿記2級を取ったりしてきました。

 今の仕事は法務関係の仕事も多いので、基礎的な知識の習得のために行政書士を取りたいのですが、私の今の状況では非常に高いハードルです。

 行政書士と比べると、分野も違いますが、メンタルヘルスマネジメントⅡ種は難易度はかなり低いです。それでもしっかり勉強する必要がありますし、合格できるかは自信がありません。

 でも、無理をしない範囲で、自分で目標を立てて、一つずつクリアしていくというのは今の自分にはとても大切なことだと思っています。

 もともと自分が持っていた目標が達成できないからと何もしないままでは、何も進歩できない気がしています。

 無理して再発することは当然避けなければいけませんが、自分の状態に応じた適度な負荷を掛けてリハビリしていくことで、治療も進んでいくのではないかと考えています。

 3月の試験で合格できれば、せっかくなのでⅠ種も受けたいと思っています。とりあえずは3月の試験まで1カ月半ほどですが、ダメだったら仕方が無い、何もやらないよりは良かったぐらいの気持ちで、チャレンジしてみようと思います。

マネックス証券への確定拠出年金(iDeCo)の移管を検討しています

 確定拠出年金iDeCo)は楽天証券を利用しているのですが、マネックス証券への移管を検討しています。この記事では移管するメリットや手数料について整理したいと思います。

 メインの証券口座はマネックス証券を利用しているのですが、最近口座の管理画面でiDeCoの画面があることに気付きました。

 楽天証券で口座を持っていないからかもしれませんが、今はiDeCoの資産状況を確認しようと思ったら、記録関連運営管理機関のJIS&Tのサイトで確認しなければならないのですが、少々おっくうに感じています。

 マネックス証券に移してしまえば、確認も簡単になるなぁと思って、運用商品の手数料も安ければ移管を検討しようと思い確認してみました。

 自分でやっている運用では国内株式にウエイトがかなり偏っていて、iDeCoの積立額では運用金額もさほど全体の投資に影響しないので、先進国株式のパッシブファンド100%で運用しています。手数料を比較したところ、以下のとおりでした。

マネックス証券eMAXIS Slim 先進国株式インデックス   運用管理手数料(税込) 0.11826%

楽天証券たわらノーロード先進国株式  運用管理手数料(税込) 0.2430%

 0.1%以上の差があります。今のところの運用額では大した差は出ませんが、運用額が数百万円レベルになったときには、年間の手数料も数千円レベルで変わってきます。

 もし、マネックス証券をメインで使っていなければ、手続きするのも面倒なので、そのまま楽天証券のままと考えていたかもしれませんが、管理の一元化という大きなメリットがあるので十分に検討する価値がありそうです。

 他の運用商品を比較しても全体的に楽天証券よりもマネックス証券の手数料水準が低い傾向にあるようです。(参考:ネット証券大手でiDeCoを扱っている、マネックス楽天、SBIの取扱商品のページ)

個人型確定拠出年金 iDeCo(イデコ)商品一覧 │ マネックス証券

取扱商品一覧 | 個人型確定拠出年金(iDeCo) | 楽天証券

SBI証券(旧SBIイー・トレード証券)-オンライントレードで株式・投資信託・債券を-

 移管にあたっては、移管先の金融機関への手続きと、移管元金融機関への手数料が発生するようです。移管手数料は4,320円(税込)のようですが、他にも手数料が掛かるのかはまだ確認できていません。

手数料 | 個人型確定拠出年金(iDeCo) | 楽天証券

 まだ運用金額が少ないので、移管手数料の負担は大きく感じますが、長期的な視点で考えれば、メインの証券会社をマネックスから変えないのであれば、早めに移管する方が良いと思うので、前向きに検討したいと思います。

 

精神的な強さとはいったい何なのか

 昨日、職場の勤務評定の面談があったことを書いた記事の中で、上司から精神的な強さを身に付けて欲しいと言われたことを書きました。

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  精神的な強さというのは一体何なんでしょうか?ストレスに対する耐性のことを一般的には指すと思いますが、それには大きく2つに分けることが出来て、大きなストレスを受けても耐えられる精神力のようなものと、ストレス自体を受け流す性格やスキルがあると思います。これも、相互に密接に関わることなのでハッキリとした境界線は引きにくいように感じます。

 ストレスを受けても耐えられる精神力というのは、慣れに近いのかもしれません。たくさんの修羅場をくぐっているうちに少しぐらいのトラブルでは動じなくなっていくイメージです。

 普通であれば、日々困難を乗り越えていくことで身に付いていくと思うのですが、うつ病の私にとって、大きなストレスをまともに食らうと、再発の危険性が非常に高まります。

 今の私にとっては、大きなストレスは避けながら、それ以外のストレスに少しずつ慣らしていくと同時に、ストレス自体を受け流す物事の考え方を身に付けていくことが非常に大切になってきます。いわゆる認知行動療法というものです。

 治療としてカウンセリングを受ける方法もありますが、日常生活の中で自分自身で偏った考えや、不安に思ってたけど何も問題無かった出来事を振り返ったり、うつ病になる前の感覚を思い起こしたりしながら、ストレスへの対処法を身に付けていくことができると考えています。

 ここまで書いて、今の自分には急激にストレスに強くなるというのは不可能のように感じています。いや、普通の人だって、急には変わらない。そんなちょっと思って、行動したぐらいで変わるのなら、世の中みんなストレスに強いはずですし、そもそも精神疾患になる人も少ないはず。

 話の方向性が自分でも分からなくなってきましたが、精神的に強い人というのは、本当に精神的にタフだったり、受け止め方がポジティブな人だけでなくて、ただの無責任だったり、鈍感だったりなだけな人も多いように感じます。

 鈍感力なんて本が出ていたぐらいで、それぐらい抜けてることも強みになると思うものの、良い意味での勘違いがうつ病患者には難しいです。

 周りからはダサいと思われるような行動をしていても自分ではカッコいいと思っている人って結構いますよね。それは極端な例ですが、周りにどう思われていようと、自分は大丈夫と思い込めることは、実は大切な事なんじゃないかと思うようになりました。

 良いように言えば、自分の基準で自分を評価できているからです。今の私は、周りの反応ばかりが気になって、自分自身でも完全には自分の味方になってあげられていません。

 周りの助けが無いと困る状態だから仕方が無い部分もあるのですが、自分の基準で物事を判断して、周りの評価なんて雑音、自分のことは自分が評価するぐらいに思える方が、精神的には強い状態になるはずです。

 周りへの配慮や協調性は当然大切ですが、それは自分の基準で評価してもできる話です。逆に周りの事ばかり気にして行動していても、自分の能力や魅力は発揮できないように思います。自分の中でハッキリした道が見えていて、それに一直線に突き進む人が一番強いように思います。

 思ったことを推敲もせずにつらつらと書いてみましたが、自分の中では少し考えていることが整理できました。

 書いてみたものの、どうやっていけば良いのかということまでは、まだまだ自分でもわかりませんが、どこかで糸口を掴めたらなと思います。

勤務評定の面談

 先日、勤務評定の面談がありました。最終的な評定が出るのはまだですが、上司からは休職した分は評価が下がっていること、仕事の中身については特に問題が無いが、精神的な強さを身に付けて欲しいと言われました。

 休職した分だけ評価が下がってしまうのは、それだけ職場に迷惑を掛けたのだから、ある程度は仕方が無いと思っていたのですが、それ以外については違和感を感じました。

 まず、仕事のパフォーマンスについては特に問題が無いと思われていること。自分の日々感じている感覚とはギャップがあります。毎日不安に襲われながらも、ミスをしないように慎重にやっているので、確かに特に問題無くこなしているように評価されるかもしれないというのは理解できます。

 評価されるかもしれないというのは理解できると、まわりくどい表現をしましたが、実際に日々私が感じているのは、失敗やミスばかりです。ただ、それは途中のプロセスでのことで、多くはミスに気付いて、修正されていくので、結果としては特に問題無くこなせているように思います。

 それって普通に考えれば全然問題ないことです。誰だってミスしたり、間違った方法で仕事を進めることはあって、それを修正しながらこなすのは当たり前。プロセスから結果まで完璧にこなす人なんてほとんどいないはずです。

 なのに、いつも失敗した、ミスした、自分はどこかおかしい、思うように仕事ができないというように感じています。

 毎日仕事に行くことだけでも、凄まじい疲労を感じていますが、日々不安を感じたり、失敗とは言えない失敗で自分を責めていることが原因なのかなと思います。これは人事評価としては上司が正しいと思うのですが、今の状態では、まだまだうつ病の症状は治まってなさそうです。

 次に、精神的な強さを身に付けて欲しいと上司に思われていること。上司は、仕事の結果としては問題無くこなせているが、普段の仕事をしている様子を見て精神的な強さが無いと判断したのかもしれません。

 おそるおそる、何とか頑張って、今のパフォーマンスなのであって、それを言われても厳しいなぁ、本当に病気への理解が無いなぁと感じましたが、精神疾患になったことのない人には、そのようにしか映らないのかなと少しショックを受けました。

 病気によって症状として出ている弱さは時間を掛けて回復させていくしかないし、物事の捉え方も、治療の一環ではありますが、認知行動療法によって少しずつ変えていけるのかもしれません。

 ただ、根本的にうつ病になる前と、今の状態とでは、物事に対する感じ方や捉え方は、全く別世界と言って良いほど違って感じているので、簡単には解決できない気がします。もともと、そんなに精神的に強くなかったとしても、その弱さと、精神疾患による弱さは別次元なのに、それが分かってもらえないこと、理解しようとしてもらえないことは残念です。

 とは言え、今の部署の同僚や上司は、自分に対して好意的に接してくれるので、精神疾患に対しての理解は難しいにしても、他の精神疾患の方の話を聞いている中では、恵まれている方なのかなとも思います。

 最終的には、自分のことは自分でしか守れないと思うので、日々少しずつの回復を目指しながらも、絶対に無理をせずに、体調管理を最優先してやっていきたいです。

仮想通貨に投資しない理由

 私が株式投資をしていることを知っている人からは、よく仮想通貨に投資しないの?と聞かれるのですが、仮想通貨への投資を考えたことはありません。

 正直なところ、理解しようとしても仕組みが良く理解できないというのがその理由です。コインチェックの通貨流出事件がありましたが、そんなこと以前に、何を目安に投資したら良いのかわからないのです。

 FXが大手のネット証券で利用できるようになった時には、仕組みが完全に理解できないながらも、何となく手を出してみたのを覚えています。単純に外貨をレバレッジを掛けて売り買いできるようなものという程度の理解はできましたし、通貨のレートがどのような要因で変動するのかも理解できたからです。

 でも、仮想通貨に対しては、その価値を裏付けるものが自分には見えないというのがあって、手が出せません。

 株だったら会社やそれが提供する事業、通貨なら国という存在とその経済や政治などによるバランスで成り立っているという、実際は複雑だろうけど、何がその価値や信用力の源泉になっているのかは、合っているか間違っているのかは別として、自分の感覚として、ざっくりとはイメージできるつもりです。

 仮想通貨の価値や信用力というのは何が源泉なんでしょうか。通貨の発行主体はよく分からないし、価値が何かに紐付けられている訳ではありません。購買力平価のような考えも当てはめられないし、利用する人たち、市場に参加している人たちの信用だけで成り立っているというのなら、それは投資ではなく、投機(ギャンブル)としか言いようがないような気がするのです。

 一方で、私の考えはあまりに従来の常識に捉われ過ぎていて、毛嫌いしていたら時代に取り残されるかもしれないという感覚もあります。円やドルなどの通貨は国そのものの存在や、その経済や政治の存在が信用力の源泉になっていると私は考えていますが、じゃあ国じゃなくても良いんじゃないかと言われたらそのとおりとも思います。

 通貨じゃなくても、Tポイントや楽天ポイントだったら、通貨に近い性質があると言われても納得できるつもりです。1ポイント=1円相当で使えるように、実態のある企業が保証しているからだと思います。

 通貨は国が発行していなくても、企業なら納得できる。やっぱり、実態のあるものがその通貨の価値を保証していないと不安なのかなぁというのが今のところの私の結論です。中央管理ではなく、分散管理という考え方にまだまだ付いていけていないようです。

 仮想通貨に対して、投資対象としては考えていませんが、世の中を劇的に変えていく技術かもしれないというのは強く感じているので、毛嫌いする事無く、これからも仮想通貨について理解していきたいと思います。

 また、拙い知識で書いているので間違え等も多いかもしれません。間違えや理解が足りない点があれば、ご指摘いただけると嬉しいです。