うつにっき -うつ病の治療きろく-

うつ病の治療や過去の振り返り、新しい生き方の模索などを記録していくブログです。

気の置けない友人たちがいることの治療上の重要性

昨日は、友人の新築祝いと私の復活祭?ということで、

家を建てた友人宅でバーベキューをしました。

 

どうやら、その友人は家を建てたので

みんなを招待したかったけど、

私の体調が良くなるまで待ってくれていたようです。

 

まだまだ万全な状況ではありませんが、

親しい人とのご飯ぐらいなら大丈夫になってきたので、

久しぶりに大人数(10名程度ですが)に会う

不安感もありつつ行ってきました。

 

初めは大丈夫かなぁと思いながら行ったのですが、

何も心配することはありませんでした。

 

準備も片付けもほとんどできなかったり、

焼く時や他の調理中も見ているだけだったのですが、

それさえも気にしなくて良い居心地の良さ。

 

何も考えずにいろいろ話せるし、

無理に勧められたり、否定されることもないし、

疲れたら家の中に入ってゆったりするなど、

精神的なストレスも全くない。

 

こんな素晴らしい居場所が自分には残されていると思うと、

とても幸せな事なんだなぁと実感しました。

 

 

今後は何か楽しいことをみんなで始めようということで、

月に1回、みんなで美味しい店を紹介&食べに行く、

グルメ会をすることになりました。

 

初回は私の好きな、

神戸三宮のvacanzaというお店になりました。

tabelog.com

 

食べ歩きは真っ先に復活させられそうな趣味です。

ただ、お金が心配ですが・・・

 

 

あと、バンドをしようという話も。

ギターは捨ててしまったけど、また買おうかな。

 

楽器の演奏はうつ病の治療に良いと

聞いたことはありますが、バンドとなると

プレッシャーが掛かるかもと思い、これはちょっと不安。

 

自分の中にあった大きな不安が

昨日のたった一日で小さくなった気がします。

 

うつ病患者は自分の居場所を失くしがちだと思います。

職場や家庭、友人関係など。

 

私も実際に失ったものも多いです。

失うというのは今の体調や精神状態では、

向こうが拒否していなくても入っていけないというのを含みます。

 

本当に日々孤独に感じます。

分かってくれない人たち。

分かってくれようとしたり、分かってる風な感じだけど

結局は分かってもらえない人たち。

 

相手が悪い訳じゃないけど、精神疾患というのは、

通常の人には到底理解できない苦しみや考えを持っています。

 

以前の自分にもそれは全く理解できていなかった。

確実に分かってくれない人たちの部類でした。

実際にも、そんな人がものすごく多い。

 

理解してくれる家族がいても孤独に感じるくらいです。

 

だから、何も気を使わない友人の存在は本当にありがたいし、

うつ病の治療においても非常に重要なキーになると思います。

 

そして、今の状態では、理解してもらえない人の中に

無理に入っていくことはやめておこうと思っています。

 

仕事上は仕方ない部分もありますが、

無理に人間関係を取り戻すことは、

明らかに治療上マイナスになります。

 

失った理解のない人間関係を取り戻すよりも、

新たに理解のある人間関係を作るほうが、

より楽しく、ストレスのない関係が築けるはずです。

 

最近は理解のある友人との関係を大切にしていくと同時に、

精神医療利用者交流会というものにも

参加してみようと思っています。

 

うつ病というのは人生病とも言われることがあり、

自分の生き方に何らかの無理があったことが原因でもあります。

 

物凄く大変な道のりではありますが、

自分自身や環境を再構築していくことで、

より良い生き方ができるチャンスでもあるかもしれないので、

それを信じて少しずつ頑張っていこうと思います。