うつにっき -うつ病の治療きろく-

うつ病の治療や過去の振り返り、新しい生き方の模索などを記録していくブログです。

運動していたらうつ病にならないの?

 今日は天気が良かったので散歩に出掛けてきました。もうちょっとと距離を伸ばしているうちに、家から4kmほど離れた大きな公園まで歩きました。歩数計上では7000歩ほど。アップダウンの激しい道のりだったため、あとベビーカーを押しながらだったので、運動量としては結構ハードでした。帰りは疲れたのでバスを使いました。

 一緒に行った妻がかなりバテていたのですが、私は多少疲れたものの特に問題ありませんでした。遊び程度とはいえサッカーをやっていただけあって、うつ病の症状さえ改善されれば、まだ基礎体力的なものはそれなりに残っているのかもしれません。

 そういえば最近はてなブログ上では運動や筋トレしたらうつ病にならないとか、治るとかという論争?あるいはそのようなタイトルのブログを見掛けるのですが、サッカーやフットサルをしていて、自転車通勤している私はなぜうつ病になったんでしょうか?

 サッカーができなくなったからうつ病になったのではなく、明らかにうつ病によりサッカーができなくなるまで弱ったようにしか感じませんでした。

 論争というか主張自体が極論過ぎなんだと思います。運動や筋トレだけで確実にうつ病を防いだり、治したりというのはありえない。

 運動自体は血流や身体の凝り、睡眠の質の改善につながるし、他の余計なことを考えない時間ができるので、多くのケースにおいてうつ病治療に効果があるのは確かだし、予防効果もあると思います。

 ただ、急性期や重度のうつ病患者においては運動そのものが過大な負担になり、悪化につながる恐れが強いです。散歩ぐらいだったらできると思う人も多いかもしれませんが、急性期にはそれがどれだけ難しいこと、厳しいことなのかは一般的には理解されていないように感じています。

 私も今でこそ、いつもより遠くに散歩に行ってきたとか書いていますが、急性期の時はベッドから出ることさえも困難でした。今となっては何故かはわかりません。その時はどれだけ力を振り絞っても動けない。通院も妻に付き添ってもらってやっとでした。ふざけている訳では決してありません。

 うつ病は甘えとかいう人もいるけれど、うつ病になる前、仕事も順調で高い評価を貰って、早く昇進させてもらっていた時の方がよっぽど楽でした。今は本当に必死に毎日を生きているのに人並みの事さえできない。周りの人に迷惑を掛けているのは事実だと思う。でも、これが甘えと思われるのは辛いです。

 話が脱線したので戻しますが、運動や筋トレでうつ病が治る、あるいは予防できると主張している人も別に勝手に言ってるだけで、役に立たない情報や間違った情報なんてブログ上ではいくらでも転がっています。普通は放っておけばいいんですけどね。でも、妙に気になってしまいます。本当はもっと多くの人に分かってもらいたいんだと思います。

 散歩したことを書こうと思ったのに違う内容になってしまったのでタイトルを変更しました。来週は復職後初めてのサッカーの試合に参加する予定です。こちらは体力の低下の影響が相当出ているはずなので少し心配しています。無理をせずに少しずつ戻っていければいいなぁと思います。