うつにっき -うつ病の治療きろく-

うつ病の治療や過去の振り返り、新しい生き方の模索などを記録していくブログです。

自立支援医療制度はどのような症状なら受けられるのか

 私は自立支援医療制度を利用してうつ病の治療を受けています。これにより本来健康保険を利用しても3割負担の医療費が、1割負担となっていて経済的に大変助けられています。つい最近、自立支援医療制度の更新の話がありました。更新手続きは終わっていませんが、更新させてくれる方針のようです。

 なぜそんな話を書こうと思ったのかというと、こちらのブログで自立支援制度を受けたいがどのような症状なら受けられるのかということを書かれているのを見て、自分の場合はどうだったのかについて書いてみようと思ったからです。

relax-heart.hatenablog.com

自立支援医療制度を受けることになった時の状況について

 1回目のうつ病発症により3カ月の休職後に復職、その後半年ほどは勤務できていたのものの、2回目のうつ病発症(再発)により再度休職することになりました。

 症状の重さとしては休職開始時点では仕事ができるかどうかというレベルではなく、そもそも通勤ができるかどうか、家から出られるかどうかといったところまで体力的、精神的に極限まで弱っていました。

 診断名は反復性うつ病性障害。うつ病は再発を繰り返すことに再発率が上がっていく病気ですが、また再発するようなことがあれば、今の仕事は続けられないだけじゃ済まない、障害者手帳を持たないといけなくなると念を押されています。

 投薬はレクサプロとリフレックスによるカリフォルニアロケット処方に、抗不安薬睡眠導入剤が処方されていました。

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 上のブログの著者さんの現在の状況よりはたしかに症状は深刻であったとは思います。でも、今回は更新の話がありました。現在の治療状況についても整理してみます。

現在の治療内容について

 現在の治療内容ですが、診察は2週間~3週間に1度で、1回の通院につき診察時間は1時間から1時間半ほどです。

 当初が1週間に1度の通院で、診察時間が2時間~3時間だったのを考えるとかなり減ってきています。ただ、仕事に差支えが出るので通院頻度を減らしたいと主治医に相談したところ、それは難しいと言われました。

 薬については頓服でもらった抗不安剤があるののの、現在はうつ病に関する薬は出されていません。うつ病治療のセオリーとはかけ離れている気もして不安もありますが、薬無しで治療しているのです。人事付けが解かれるタイミングで、仕事の負荷の状況によっては薬は再び飲む必要がでるかもしれないとは言われています。

 体調については、人事付けにて負荷の軽減された仕事がなんとかこなせている状態です。個人的な感覚ですが通常のパフォーマンスの3~4割程度しか出せないように感じています。職場の飲み会などは非常に負担に感じるので参加は最低限にしています。

 休みの日には少しなら出掛けられるようになりましたが、非常に疲れやすく、睡眠は良く取っているが疲れが取れにくい、意欲は少し出てきているがそれを実行できるだけの体力や思考能力が追いついておらず、ほとんど動けていない状況です。

 治療の目安としてはハッキリとは言われていませんが、5年程度のスパンで考えておく必要があるようです。

何がポイントになっているのか

 状況だけをずらずらと書き並べてみましたが、自立支援医療制度が受けられることになったのは、再発であること、休職にまで至っていることが大きいと思います。

 もちろん休職なんてしたくてなった訳じゃなくて、無理に働くことさえもできなくなったことだけは念頭に入れていただきたいです。職場に迷惑を掛けたとはいえ、降格などによる経済的な損失は生涯賃金で言うと相当大きいはずです。

 あとは医師によるところも多少はあるかもしれません。私の場合は主治医から制度の利用について話がありましたが、同じ職場で再発を繰り返している人は、自分からは制度について尋ねていないものの、主治医からそういった話はないそうです。

 あくまで私一人の事例ではありますが、参考になれば嬉しいです。