うつにっき -うつ病の治療きろく-

うつ病の治療や過去の振り返り、新しい生き方の模索などを記録していくブログです。

みんなのクレジット 処分勧告後の経過②(実質破綻)

 以前に怪しいにもかかわらず投資を行っていて、紙一重のところで4月末頃に無事償還されたみんなのクレジットですが、現在は投資はしていないものの興味本位で動向は追いかけていました。

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  6月末頃の償還分も無事償還されて、意外と耐えてるなぁと思っていたところ、今日付けでみんなのクレジットよりメールが届いていました。

 メールは行政処分の内容と報告だったのですが、内容に驚愕しました。実質、詐欺でしたと言っているようなものだったからです。いや、詐欺かもしれない、少なくともグレーだとは思っていたんですけどね。

 内容については、何故かホームページには掲載されていないようです。全部コピペするのも長くなるし問題あるかもしれないので、要約して紹介したいと思います。

貸付先について誤解を生ぜしめるべき表示をする行為

 いろんなところに分散して貸付しているのでリスク分散しているように見せかけていたけど、97.6%グループ会社への貸付先でした。返済は新たな貸付金で返していました。

・担保について誤解を生ぜしめるべき表示をする行為

 担保を取っているようなことを書いていたけど、不動産担保は一切取っていませんでした。未公開株式が担保になっていたものはあるけど、破綻時の回収可能性は極めて低い状況でした。

弊社のキャンペーンにファンド出資金が充当されている状況

 キャッシュバックキャンペーンの原資は、他の投資家の出資金から流用していました。

・白石前代表がファンド出資金を自身の借入れ返済等に使用している状況

 投資家の出資金が白石前代表の借入返済等に流用されていました。白石前代表はブライダルジュエリーで有名なダイヤモンドシライシなどを運営するシーマ(現ニューアート)の創設者です。

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 ・甲グループの増資にファンド出資金が充当されている状況

 投資家の出資金が増資に利用されていました。これについては何が悪いのかは私にはよく分からなかったのですが、ダメなんでしょうね。

ファンドからの借入を返済することが困難な財務状況

 経営状態は大丈夫と説明していたけど、実際は、債務超過の状態が続いていて、その事実を知りながら投資を募集していました。

 といったような内容(一部私見が入っています)でした。資産の保全が出来ているのは貸出金全体の約17.7%しかないそうで、実質破綻を公表したような形になりました。

 ある程度想定の範囲内で、無事に逃げ切って利益を上げることはできましたが、今となってはこんなに危ない橋を渡っていた自分にも驚きです。

 詐欺の手口というのは、詐欺に思わせずに騙すというパターンもあるとおもいますが、詐欺かもしれない、怪しいと思いながらもそれでも自分は大丈夫とか思わせて、引き寄せられてしまうような、人間の心理を巧みに利用したやり方が私には恐ろしいと感じました。

 今回は紙一重ですからね。6月償還までセーフで、私は4月償還。7月からは実質破綻。VALUやCASHでしたっけ、怪しげなサービスがたくさん出てきていますが、みなさんも気を付けるようにしてくださいね。