うつにっき -うつ病の治療きろく-

うつ病の治療や過去の振り返り、新しい生き方の模索などを記録していくブログです。

近所の精神障害の方のコミュニティーに参加してきました

 今日は地元の公民館で行っている精神障害の方のコミュニティーに少し参加してきました。交流だけでなく、パソコン教室などを通じた就労支援も行っているようです。

 以前にも自宅から少し遠い場所でやっているコミュニティーに1回だけ参加したことがあったのですが、体力面や気力面で余裕が無かったことから、その後は参加しないままになっていました。

 参加してみようと思ったのにはいくつかの理由があります。

 復職してから1年が経過し、仕事や日常生活に様々な支障を感じながらも、少し余裕が出てきたことで、自分の中でさらに前進できるヒントを掴みたかったこと。

 職場の中の良い同期がメンタル不調で休職になって、改めてどのように接するのが良いのかを考える場が欲しかったこと。

 今なら精神障害精神疾患で苦しんでいる方の話を聴いて、自分の体験談を語ることで他の人の何かのヒントになるかもしれないと思ったこと。

 他にも細かい理由はありますが、主な理由はこの3つかなと思っています。

 今日は少しの時間しか参加できなかったのですが、代表者や参加されている方と話をすることができました。

 参加されているのはうつ病の方は少なく、発達障害などの方が多くを占めるようでした。うつ病だけでなく、様々な精神障害や病気、病状の重さ、治療の段階を理解することも、今の自分には大切な気がします。

 以前はパニック障害で苦しんでいたけど、ある程度回復して、支援側に立っている方もおられました。今日、少し雰囲気を見てみた結果、今の自分であれば無理をしない範囲で支援側に立てるんじゃないかなと感じました。

 自分たちのグループだけでなく、近隣の地区にあるコミュニティーとの交流も行っているようでした。うつ病をはじめ、精神障害や疾患を抱えておられる方は、社会から孤立することで、より社会参加から遠ざかってしまうという面があると感じているので、こういった取り組みにも興味を持ちました。

 就労支援については、代表者の方も少し言いにくそうな感じでした。というのは、就労支援に繋がるような取り組みは行っているものの、雇用されるまで、雇用されたとしても継続して仕事を続けていくことに、かなり大きなハードルがあるようで、なかなか実績に繋がらないような印象を受けました。

 精神障害や疾患を持つ方の雇用については、私自身も働いていて、障害や疾患を持つ方の立場や考えと、組織や同僚になる人という立場や考えに絶望的なほどのギャップを感じています。

 これは国の制度が整備されていないとかそんなレベルじゃないと思います。双方からそのギャップを縮めることができない限りは、障害者の法定雇用率に精神障害者が算入されることになっても、雇用状況はさほど変わらないんじゃないかと思うほどです。この問題は書き出すと長くなりそうなので、改めて書こうと思います。

 しばらくは無理のない範囲で、特別何か役に立たないといけないとか考えず、参加されている方の話をじっくり聴いたり、自分の闘病について話をしたりと、顔を覚えて貰いながら、コミュニケーションを取っていきたいと考えています。