うつにっき -うつ病の治療きろく-

うつ病の治療や過去の振り返り、新しい生き方の模索などを記録していくブログです。

うつ病患者の宿泊研修

 先日、2泊3日の研修に行ってきました。4月に人事付けが解かれて、8月に宿泊を伴う研修があることを知らされ、関連会社が集まるとはいえ、当初は自分一人での参加はとても不安に感じていました。

 4月の時点では、毎日職場に行くことだけでも負担だったのに、知らない人たちが集まる場で3日間も過ごすことなんてできるのだろうかと。

 最近は、忙しくないから何とかこなせているものの、やはり以前と比べると仕事のパフォーマンスは低く、何をするにしても強い不安を感じて消耗している状態ではありますが、現在の部署の仕事にも少しずつ慣れてきて、宿泊研修についても不安も感じつつ、少しですが楽しみという感覚も出てきていました。

 なんといっても、3日間も仕事を空けて、研修を受けさせてもらえるのですから。以前の自分の感覚で言うと、経費で旅行?に行かせてもらって、今後の仕事に役立つかもしれない人の繋がりも作れて、昼間は勉強させてもらって、それで仕事したことになるのだから至れり尽くせりです。帰ってきたら仕事が溜まって大変ではあるんですけどね。

 つい2か月ほど前の私だと、研修をこなせて帰ってきただけで100点満点だったのですが、自分にとっても研修の意義である、知識などを得るだけではなく、人の繋がりを作ってくることが大きな目標になっていました。知識なんて本を読めば得られるけど、人の繋がりというのは独学なんかでは得られないですからね。

 研修は普通に受けて帰ってくるだけという意味では問題無くこなせました。最低限の人の繋がりも作れたと思います。欲を言えば、もっと広く深く交流したかったのですが、今の私の状態ではそれは難しかったようにも思います。

 日々の研修のカリキュラムが終わってから、飲んだりしながら話をしたりして、情報交換や繋がりを作っていくというのが宿泊研修の良いところだとは思うのですが、人と話すことが負担に感じたリ、疲れてしまって早々に寝てしまったりと、そういった部分でまだまだ難しいなと思う場面がありました。初日は1時まで起きて頑張ってたんですけどね。

 正直なところ、研修以外の部分がきちんとできれば研修の内容はどうでもいいぐらいなんです。そんなこと、あとから勉強すれば良いし、分からない部分も質問すれば研修後でも教えてもらえますし。それが良いのかどうかは別として。

 でも、研修の日程をきちんとこなして、今の自分なりには関係が深いところにはきちんと挨拶や話をして、顔を覚えてもらったと思うので、自分にとっては自信になったし、有意義な研修になりました。4月の時点から考えると、かなりの進歩です。

 まだまだ課題はありますが、また一つ大きな壁を乗り越えられたと思います。無理はしないように心掛けながらも、これからも少しずつ前進していきたいです。