うつにっき -うつ病の治療きろく-

うつ病の治療や過去の振り返り、新しい生き方の模索などを記録していくブログです。

要介護の父親を元気付けたい

 今日は、仕事から帰ってきてから、ふるさと納税で貰った牛肉のおすそ分けに実家に行ってきました。

 その時に確定申告の件で父親と少し話をしたのですが、どうも元気が無いように感じます。私が仕事で疲れているのに、面倒な話をしてきたので、面倒そうな態度を取ってしまったからかもしれません。でも、いつもと様子が少し違う印象を受けました。

 最近調子が悪い、ボケきている気がするなどネガティブな言葉が多い。いや、言葉というより、その言葉を発する雰囲気がいつもと違う。

 父親は3年ほど前に脳梗塞で後遺症が残り、要介護になりました。持ち前のストイックさで懸命にリハビリを続けてきましたが、外に出ることはおろか、家の中も自由には動けません。杖を突いて、なんとか段差のないところを移動できる程度です。

 これからどれだけ良くなるかというと、そんなには良くならないと思います。逆に年を重ねるごとに体力や筋力が落ちていくので、維持するのも簡単ではありません。

 あんまり人と会話をする機会が無いということも言っていました。脳梗塞になるまでは、働いていたし、自由に動けて旅行などもよく行っていたので、いろんな人と話したり、出掛けて刺激を受けたりということが普通にあったのに、今は家族と介護サービスのスタッフや利用者ぐらいしか話す人がいない。

 自分でやりたくてもできないことが多くて、人にお願いするのも気を使ったりするだろうから、やりきれない思いもたくさんあるだろうなぁと感じました。

 父親が困っている時にこそ、何か力になってあげたいけど、今の自分には他人を助けられるほどの余力がありません。何か頼まれても、今はそれどころではないと後回しにしたり、しんどそうな態度を取ってしまいます。

 いつも後で思うのですが、助けになるのが嫌なのじゃなくて、助ける余力が全然ないことを理解してくれているのかなと不安になります。私が助けたくないと思っているとしたら、それはお互いに辛い。

 どちらにしても大きな助けにはなれなくても、話し相手ぐらいにはなれるんだから、というより、むしろ今の自分には、お互いに良いかもしれないので、意識して話をしにいこうと思います。

 タイトルは父親を元気付けたいと書いたものの、結局話し相手になるぐらいのことしかできませんが、自分が元気になること自体や、元気になって父親を助けることが、元気づけることに繋がると思うので、まずはできることだけ、無理をせずに取り組んでいきたいと思います。

 よくよく考えると、うつ病になってから休みの日に予定をあまり入れなくなりましたが、家族とゆっくりと時間を過ごすチャンスでもあります。元気だったら自分の用事ばかり入れていたと思うので。。後々、後悔しないように一緒に過ごす時間を大切にしていきたいです。