うつにっき -うつ病の治療きろく-

うつ病の治療や過去の振り返り、新しい生き方の模索などを記録していくブログです。

勤務評定の面談

 先日、勤務評定の面談がありました。最終的な評定が出るのはまだですが、上司からは休職した分は評価が下がっていること、仕事の中身については特に問題が無いが、精神的な強さを身に付けて欲しいと言われました。

 休職した分だけ評価が下がってしまうのは、それだけ職場に迷惑を掛けたのだから、ある程度は仕方が無いと思っていたのですが、それ以外については違和感を感じました。

 まず、仕事のパフォーマンスについては特に問題が無いと思われていること。自分の日々感じている感覚とはギャップがあります。毎日不安に襲われながらも、ミスをしないように慎重にやっているので、確かに特に問題無くこなしているように評価されるかもしれないというのは理解できます。

 評価されるかもしれないというのは理解できると、まわりくどい表現をしましたが、実際に日々私が感じているのは、失敗やミスばかりです。ただ、それは途中のプロセスでのことで、多くはミスに気付いて、修正されていくので、結果としては特に問題無くこなせているように思います。

 それって普通に考えれば全然問題ないことです。誰だってミスしたり、間違った方法で仕事を進めることはあって、それを修正しながらこなすのは当たり前。プロセスから結果まで完璧にこなす人なんてほとんどいないはずです。

 なのに、いつも失敗した、ミスした、自分はどこかおかしい、思うように仕事ができないというように感じています。

 毎日仕事に行くことだけでも、凄まじい疲労を感じていますが、日々不安を感じたり、失敗とは言えない失敗で自分を責めていることが原因なのかなと思います。これは人事評価としては上司が正しいと思うのですが、今の状態では、まだまだうつ病の症状は治まってなさそうです。

 次に、精神的な強さを身に付けて欲しいと上司に思われていること。上司は、仕事の結果としては問題無くこなせているが、普段の仕事をしている様子を見て精神的な強さが無いと判断したのかもしれません。

 おそるおそる、何とか頑張って、今のパフォーマンスなのであって、それを言われても厳しいなぁ、本当に病気への理解が無いなぁと感じましたが、精神疾患になったことのない人には、そのようにしか映らないのかなと少しショックを受けました。

 病気によって症状として出ている弱さは時間を掛けて回復させていくしかないし、物事の捉え方も、治療の一環ではありますが、認知行動療法によって少しずつ変えていけるのかもしれません。

 ただ、根本的にうつ病になる前と、今の状態とでは、物事に対する感じ方や捉え方は、全く別世界と言って良いほど違って感じているので、簡単には解決できない気がします。もともと、そんなに精神的に強くなかったとしても、その弱さと、精神疾患による弱さは別次元なのに、それが分かってもらえないこと、理解しようとしてもらえないことは残念です。

 とは言え、今の部署の同僚や上司は、自分に対して好意的に接してくれるので、精神疾患に対しての理解は難しいにしても、他の精神疾患の方の話を聞いている中では、恵まれている方なのかなとも思います。

 最終的には、自分のことは自分でしか守れないと思うので、日々少しずつの回復を目指しながらも、絶対に無理をせずに、体調管理を最優先してやっていきたいです。