うつにっき -うつ病の治療きろく-

うつ病の治療や過去の振り返り、新しい生き方の模索などを記録していくブログです。

日大アメフト部の何がそんなに腹が立つのか考えてみました

 今日も日大アメフト部の元監督とコーチの会見を見ていて、腹を立てていました。

 全体的に日大を激しく叩く流れが出来上がっていますが、寄ってたかって叩く風潮に苦言を呈しているコメント(サッカーの本田圭佑選手など)も見られます。

 何の関係も無い第三者が詳しい事情も分からないのに、まるで獲物を探すように寄ってたかって叩く。お前らはどんだけ暇なんだ。関係無いことにかまっているなら、自分の人生をもっと良くするためにエネルギーを使えと。そういうことなのかなと捉えています。それはそれで一理あると思います。

 芸能人などの有名人が別れようと、不倫しようと、自分は親戚でも友達でも無いので、別に大して何も思わないし、会見などでお騒がせしていますとか言ってるのを見て、何で知らない人にまでそんなこと言わないといけないのか、当事者同士で非難するなり、解決するなりすればいいじゃないかと思うのですが、今回はなかなかそんな風に思えません。

 日々、日本大学の学生さんや教職員の方は可哀そうと思いながら、組織としての日本大学への怒りがこみ上げてきています。

 今回の日本大学アメフト部の件は、スポーツという名を借りた傷害事件であること、その責任を権力者が権力を持たない者(加害者の学生)に押し付けて、切り捨てようとしていること、炎上でもしなければそのまま逃げ切れてしまうというのを、多くの人が目の当たりにしているのが、騒動の流れだと思います。

 自分にとって全く関わりの無い大学で起きている事件。自分の生活にも全く影響はない。でも、ビデオやSNSなどの発達により情報は記録・拡散され、事件があれば目に留まる世の中になっている。そのことが良いのか悪いのかはわからない。というよりその時々でどっちにも転ぶと思う。

 そう考えると、誰でもいろんな悪事を目の当たりにできて、全く関係のない第三者が自由に非難できる環境というのは恐ろしい世の中でもあるように感じます。ただ、監督やコーチが正直に話して、謝罪していればこんなに大きな騒動にはならなかったと思いますが。。

 なんで、訳の分からない嘘を貫き通そうとするんだろうとも思いましたが、それは裁判上不利にならないためなんでしょうね。正直に言っても絶対に有利にはならない。裏を返せば、加害者の学生を切り捨ててでも、自分だけは守りたいんでしょうね。

 常に何か叩く材料を求めているような風潮にも問題はあると思いますが、全く関係無いとはいえ、やっぱり日本大学の対応には腹を立ててしまうのは、その問題を目にしてしまった以上は仕方が無いのかなと思います。

 こんなニュースばかりだと日本がだんだん暗くなっていきそうですね。明るいニュースで盛り上がる世の中になって欲しいです。