うつにっき -うつ病の治療きろく-

うつ病の治療や過去の振り返り、新しい生き方の模索などを記録していくブログです。

やっぱり他人と比べると辛い

 今日は職場の同僚がやっているバンドがイベントに出るというので、覗きに行ってきました。

 小さなイベントではありますが、いきいきと演奏をしている同僚を見て、同じ職場という環境で生きているのに、自分には何も打ち込んでいるものがないなぁと複雑な気持ちを持って帰ってきました。

 イベント自体は良かったのです。演奏している人たちが楽しくなさそうだったら、当然観ている人も楽しめないので、盛り上がるのは当然いいことなのです。

 でも、ついつい他人と比較しては落ち込んでしまう自分がいるように思います。普通は同僚も楽しそうにしていてよかったし、自分もイベントを楽しめてよかった。別に同僚が楽しそうだったからと言って、自分にも楽しいことはいくらでもあるし、そんな事は気にならないという感じだと思います。

 うつ病になって、自分の趣味や生活が楽しめなくなってしまったように感じています。それをする元気もなければ、しても以前ほど楽しめない。

 無理をすると仕事に響くので、仕事が終わった後や休みの日はあまり予定を入れないのですが、それだと仕事ばっかりの生活になってしまう。

 以前だったら仕事でもそれなりに活躍できていたので、それでも満足できる生活ができていたのかもしれない。でも、今は満足なパフォーマンスを出せずに、いつ再発するか恐れながら、周りにも迷惑を掛けながら仕事をしている。

 周りと比べて本当に不幸なのか、自分には何もないのかと考えると、家族はいるし、かなり付き合いは減ったとはいえ、仲の良い友人もいる。

 最近は、山形と宮城に旅行にいってきたし、葉加瀬太郎のフェスにも行った。来月はバーベキューの誘いがあったし、あまり参加できていないけど、サッカーの練習や試合もある。

 仕事も降格はしたけれども、何とか続けられているし、家計に余裕はないけれども、中古住宅を買ったおかげでローンの返済負担は少ないし、貯蓄もそれなりにある。

 他人から見たら自分にも羨ましい要素があるにも関わらず、どうして他人の良い面を見て羨ましいと思うのだろう。思うのは良いのだけど、どうして自分が不安になってしまうのだろうか。

 FacebookTwitterなども、他人のを見て自分が不安になることもあるけれども、それは他人の楽しい部分だけを切り抜いているっていうことがほとんどだし、場合によっては演じていることさえもある。

 私がうつ病になる前に、友人が旅行にいった様子をFacebookにあげているのを見て、旅行たくさん行ってて良いなぁと友人に言ったら、自分よりたくさん旅行行ってる人に言われたくないわ(笑)と言われた記憶があります。

 なので、自分からみた他人なんてそんなもんなのかもしれません。それぞれが楽しいことや、しんどいことを抱えながら生きている。でも、自分から見える他人はどうしても楽しそうな部分しか見えないことが多い。隣の芝は青い。まさにそのとおりなのかもしれません。

 書いているうちに少し落ち着くことができて良かったです。明日からまた仕事。無理をせずに、一週間が無事に過ごせるといいなと思います。