うつにっき -うつ病の治療きろく-

うつ病の治療や過去の振り返り、新しい生き方の模索などを記録していくブログです。

うつ病は全力でアクセル踏みながら、ブレーキ踏んでいるようなもの

うつ病になってからは物事を判断したり、

行動したりするのに物凄くエネルギーを使います。

 

エネルギー自体が少なくなっているのもありますが、

感覚としては全力でアクセルを踏みながら、

一方で全力でブレーキを踏んでいるような感じです。

 

やる気が無い訳じゃないんです。

むしろ、気持ちとしてはやらなければという焦りが強い。

物凄くやらなければという思考に支配されています。

 

出来なくても、まぁいっかと思えたらいいのですが、

できないこと、やれないことを自分でさらに責めて、

バシバシ鞭で叩き続けているようです。

 

でも全然進めない。

頭の中でダメなイメージがぐるぐる回っていたり、

そもそも頭の中が全然整理できなくてフリーズしたりと、

全力でブレーキを掛けているから

ではないのかなと思っています。

 

結果として、単純に判断や実行できそうなことさえも

凄まじくエネルギーを消耗して、

何もできていない。何も判断できない。

 

そして、実際にやっぱりできなかったということを確信して、

さらに悪循環に入っていくことが多いです。

 

やろうと強く思っているのに「結果としてできない」、

そしてそのことで「自分を強く責める」ことが、

うつ病の症状を深刻にしていくように感じています。

 

うつ病治療においては、

この悪循環を断ち切らないといけない。

でないと、脳に経験として刷り込まれていってしまいます。

 

普通は「やってみたらこれだけ出来たから、次はこうしよう」と

思考回路が好循環になるはずです。

少なくとも以前の私はそうだったはず。

 

そう思えるからブレーキを掛けずに実行できるのです。

ただ、人間の思考というのはそんなに簡単にコントロールできません。

 

やっぱり日々、自分のできることを確かめながら、

少しずつ自信をつけていくしかないのかなと思います。

 

その中で、少しずつ良くなっていくこともあれば、

何かのきっかけで一気に気持ちが変わっていくこともあるかもしれません。

どちらにしてもいいイメージを作るための毎日の積み重ねが

必要だと思うので、無理のない範囲で心掛けていきたいです。

 

 

※あくまで今の私の症状で感じていることを書いているので、

 急性期の方はそれどころではないと思います。

 まずは薬を飲んで、良く寝て、休んで、

 食べることだけに専念してくださいね。