うつにっき -うつ病の治療きろく-

うつ病の治療や過去の振り返り、新しい生き方の模索などを記録していくブログです。

高齢者の不安につけ込むビジネスは頼れる人がいないことから生まれる

最近、トピック「PCデポ」の解約金問題の話題で賑わっていますね。

buzz-netnews.com

 

こういった高齢者の不安や判断力の低下に

つけ込んでぼったくるビジネスは、

パソコンのサポート以外にも多くありますね。

 

耐震化や白アリ駆除をはじめとした家のリフォーム、

相続税対策や家賃収入のための土地の有効活用(アパート建設)、

手数料の高い投資信託先物などの金融商品

効果があるのか定かじゃない健康食品などなど

 

これらのビジネスにどれも共通しているのは、

自力で判断したり比較したりできない高齢者の、

不安を解消するというよりは、煽るような形で、

法外ともいえる利益を取っていることです。

 

煽った不安は少し解消してあげるのがポイントです。

でも完全には解消させません。

 

だから営業マンの態度が誠実そうであれば、

助けてくれたと信じてしまう、高齢者の方も多いと思います。

そうなってしまうとカモですよね。

 

 

私の親もパソコンのことを、私に聞いてくることがありますが、

本当に何でもないことでも、物凄く不安に感じるようで、

一歩間違えたら大変なことになってしまうと思っているようです。

 

何をすれば一歩間違えたことになるのか、

大変なことというのはどんなことを指しているのか、

話を聞いていも全くわからないのですが、

とにかく万事がそんな感じで騒いでいます。

 

何がわからないのかもわからないので、

解決方法も調べられないし、リスクも把握できない。

何となくこんな感じじゃないかなという

カンのようなものも衰えてくるのかもしれません。

 

せっかく頼ってくれているのにも関わらず、

私も面倒になってしまって、

また今度と先延ばしにしたり、

同じことばかり聞かれると、

ついつい怒ってしまうこともあります。

 

なので、子供や知人に頼りたいけど、

迷惑掛けたくないなと思ったり、

遠方に住んでいるなどで、

身近に聞ける人がいなかったりすると、

 

こういった業者に頼ってしまうのかもしれません。

いくらぼったりくりでもお金を払っているうちは

(態度は)親切に対応してくれることが多そうですからね。

 

 

私の家は中古の一戸建てなのですが、

購入時に耐震診断やリフォームをした際に、

意味のない、床下換気装置や耐震補強金具などが

沢山取り付けられていると言われました。

 

不動産購入時に以前住まれていた方は

高齢者の方だったというのは聞いていました。

 

大切な家を守ろうと思って、多くのお金を掛けた結果が、

悪徳業者に騙されていたと知って心が痛みました。

 

 

先日、某大手証券会社に口座の解約に行った時には、

カウンターで高齢者の方が

投資信託を勧められたままにいろいろ買ったけど、

かなりの損失が出ていると苦情を言っていました。

 

対応していた営業マンは、

それなら別の投資信託を買いましょう、

今なら基準価格が下がっていて

買い時ですよと勧めていました。

 

販売手数料と信託報酬が目当てなのは明らかです。

でもネット証券を使うのは不安なんだと思います。

誰か相談してくれる人がいると安心なんだと思います。

 

 

こうやって考えると、

高齢者を対象とした悪徳商法の多くは、

身近に相談したり教えてもらったりできる人が

いるだけでかなり解決できると思います。

 

自分の両親や家族を中心に、

近所の人や友人など、

周りの人にできるだけ気軽に相談に乗ることで、

悪徳商法から救うことができるのかもしれません。