うつにっき -うつ病の治療きろく-

うつ病の治療や過去の振り返り、新しい生き方の模索などを記録していくブログです。

うつ病のせいで何事にも根に持ちやすくなってる?

 うつ病になってから、ちょっとしたことで酷く傷ついて根に持ってしまうことが多いように感じます。

 酷く傷ついて、精神的なストレスが身体症状にまで現れてしまうので、私にとっては全然ちょっとしたことではないのですが、相手からすると本当にちょっとしたことなんだろうなぁと思います。

 相手は少し時間が経つとケロッと忘れていたりするのですが、私はというとダメージが激しく残っているので、そのギャップにまたストレスを感じたりしてしまいます。

 相手からするとポンと軽く触れただけという感覚でも、大けがをしている部分であれば、酷く痛むのと同じような感じなのかな。

 周りと自分との捉え方のギャップを埋められないことには、うつ病の症状が改善しない限りは、頻繁に傷ついては、周りとの摩擦を引き起こすことになってしまいます。

 多くの場合は、相手からすると悪気もなければ、実際に通常の感覚からすればそんなに酷いことを言っては無いと思われるので、そこを根に持って、相手を責めたり、嫌いになってしまったところで、自分にとってプラスになることは無いように思います。

 そもそも、うつ病になる前からそういった気質は無かったかと思い返してみると、昔からそういった部分はあったかもしれません。

 仲良くしていたのに、どうしても許せない出来事や考えの違いがあって離れていった友人というのが、何人も思い浮かびます。

 誰だってそういった経験はあるかもしれませんが、どこか自分の価値観を傷つけられると過剰反応してしまう傾向は強いように感じます。

 今は、それに加えて、傷付きやすかったり、余裕が無かったりするために、余計にちょっとした出来事にでも根に持ちやすくなっているのかもしれません。

 明らかに自分を攻撃してくる相手に対しては避けていくしかありませんが、普段は味方でいてくれる、家族をはじめとした周りの人たちに対して、ささいなことで摩擦を生んでいくことは、お互いのためにも、うつ病の治療のためにも、良くないことは確実です。

 どのように対処していけば良いのかというと、現実としてささいなことで深くダメージを受けるのだから、どうしようもない部分もありますが、少なくとも、相手にも余裕が無い時や適切な表現ができない場合もあること、自分が傷つきやすいのはうつ病の症状であって、それは相手が悪いわけでも無ければ、自分が悪いわけでも無いというのを、忘れないようにしていきたいと思います。

 また、私の場合は元々の性格としても、根に持ちやすいところがあったので、広い価値観の受け入れや、懐を深く持てるように、相手と考えが違っても、それは自分が強制されるわけではないので、尊重できるように、意識していきたいです。

 それができれば、うつ病が治った時には以前よりも大きく成長できているんだろうなと思います。