うつにっき -うつ病の治療きろく-

うつ病の治療や過去の振り返り、新しい生き方の模索などを記録していくブログです。

労働者のストレスの現状

 メンタルヘルスマネジメント検定一種の試験まで一か月を切りました。択一式には対応できそうですが、記述式はかなり厳しい状況なので、書く練習や勉強の切り口を変えるために、テキストを読んで参考になりそうなことを記事にしていきたいと思います。

 今回は、労働者の悩みやストレスについて。5年ごとに厚生労働省が行っている労働者健康状況調査というものがあるのですが、これの2012年調査によると、仕事や職業生活に関する強い不安や悩み、ストレスがあると回答した人の割合は60.9%もあるそうです。

 うつ病の私としては、6割しかいないのかという感覚ですが、それでも3人に2人近くの人が強いストレスを抱えているということです。

 原因としては、男女とも職場の人間関係の問題、仕事の質の問題、仕事の量の問題が高率となっており、男性では会社の将来性の問題、昇進、昇給の問題が、女性では仕事への適性の問題も多くあるようです。

 やっぱり職場の人間関係って重要ですよね。もちろん、仕事の質や量もストレスにはなりえますが、人間関係次第でかなりどうにかなる面はあります。特に精神疾患を抱えていると余計にそうなのかもしれません。

 相談できる相手がいるのは90%で、家族・友人に次いで、上司・同僚となっているようです。私自身は仕事の相談となると、人間関係のことは家族や友人に相談して、仕事そのものに関しては、職場の人に相談することが多いかなと思います。

 NHK放送文化研究所が5年ごとに実施している日本人の意識調査では、仕事と余暇に対する考え方は1970年代から80年代にかけて大きく変化し、仕事志向の人が減る一方で、仕事・余暇の両立志向の割合が増えたようです。

 これは親の考えと、自分の考えを比較すると納得できる部分があります。父親が働いていた時は、昔は週休1日の時代もあったし、働くことが美徳とされているように感じたのですが、私自身は精一杯働いて、休みの日は遊ぶという感覚がかなり広がってきていたように思います。

 ワークライフバランスという言葉をよく聞くようになりましたが、仕事だけじゃなくて、それ以外の個人としての人生を重視するような時代にはなったのかなと感じています。それでも、心の病になる人が多くなってるんですよねぇ。。