うつにっき -うつ病の治療きろく-

うつ病の治療や過去の振り返り、新しい生き方の模索などを記録していくブログです。

うつ病で転職はダメなのか3

 日にちが開いてしまって書いていたことを忘れてしまってきていたのですが、思い出しながら続きを書いていきたいと思います。前回までの話はこちらです。

for-happy-life.hatenablog.com

 

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  うつ病になってから、人事の配慮でいくつかの部署に異動したのですが、結果としては激務&パワハラで再発してしまったり、それなりに上手くやっていける部署に移ったけど、長い目で考えると今後の異動も含めて定年まで働ける気がしませんでした。

 結局、最後に行きついたのはうつ病を発症する前に長く在籍していた部署。その部署は、部門ごと別の大きな組織に統合される予定でした。それを分かった上で上司に相談し、異動希望を出して戻ってきました。

 戻ってきてからは統合に向けての業務量が多く、仕事は忙しいのですが、人間関係も仕事も自分に合っているように感じていて、精神的にも体調的にも良い感じを保てています。復職してから一番大きく回復を実感しているのは今の部署に戻ってきてからです。

 今の部署にいる人はそのまま転籍するか、出向扱いになるかのどちらかになるので、組織統合されてからもしばらくメンバーは変わらず、勤務地も変わりません。

 数年すれば、出向になっている人はもとの組織に戻っていきますし、転籍した人も転勤してバラバラになっていきますが、当初の環境の変化が最小に抑えられるという面では精神的な負担は抑えられそうです。

 また、これまでより業種や職種がかなり絞られてくるので、どのような知識や能力を身に付けていけばいいのか自分でわかっているのも安心感があります。待遇も良く、そこまで出世しなくても生活していけそうです。

 それでも、通勤がかなり遠くなったり、組織が大きくなり、しかも吸収される側であることでやりにくい面もでてくるとは思っています。今まで自分をよく知ってくれていた人も大きく減ります。

 ここまで書いてきて、うつ病で転職はダメなのかというタイトルを付けたものの、私の場合は一般的な転職とは違うようにも感じてきました。

 ただ、今の職場を辞めて(退職願いも出した)、別のところに採用されるというのはただの異動とはレベルが違うのは間違いありません。

 うつ病の人が転職するのは危険と言われるのは、たとえ今の環境があまりよくないと感じていたとしても、失敗して余計に悪化させてしまうことが多いのだろうということは心の片隅に置いておきたいです。

 再発を繰り返して苦しむのは何としても避けながら、気持ちを一度リセットして、新しい道を歩んでいきたいなと思います。