根拠のない購買意思決定
タイトルが思い付かずにそのままというか、お堅い感じになりました。
何となく手元にあった美容室のチラシを見ていると、お店の名前の下にShinsaibashi/Umeda/Kobeと書かれていました。
どうみても都会からはほど遠い場所で個人営業しているお店なのに、京阪神地区ではファッションにおける代表的な場所である、心斎橋、梅田、神戸という地名が書かれている。まさか店舗を構えてるのかな?そんな訳は無さそうと思ってネットで調べてみると、やっぱり店舗や関連する情報はありませんでした。意味も無くイメージを高めるために書いているようです。
でも、良く考えてみるとこの手の広告って多い気がします。パリとかロンドンとか、何となく意味も無く入れてみて、ブランドイメージ高めるみたいな。
最近、米を買ったときもそうです。金額と米の産地や銘柄(コシヒカリとか)の次に参考にしているのが、袋に入っている米粒そのものはほとんど見ることもなく、袋の雰囲気でした。なんかこの袋は和紙っぽい感じだから美味しそうとか。
長期的には質が伴ってこそ、ブランドイメージは確立していくものだと思いますが、世の中にはこういった表面的なイメージを利用したものや、適当に作ったストーリーをマーケティングに取り入れて、成功しているものが物凄く多いように思います。
購買意思決定においては、モノやサービスの質よりも、イメージが占める割合の方がかなり高いように感じています。
本人が満足していればそれでいいとは思うのですが、私自身は価値の無いものにお金を掛けたくない性格なのにも関わらず、美容室の件はともかく、結構いい加減な判断基準でいろいろ買ったりしてるんだなぁと感じたので、メモ代わりに書き記しておくことにします。