住宅ローンの最優遇金利への疑問
最近はマイナス金利が定着してしまいましたね。
預金する側からすると無利息に近い状態ですが、
借りる側に立つと、本当に素晴らしい環境です。
特に住宅ローンではこの超低金利のメリットを
住宅ローン減税も含めて最大限に享受できます。
最近だと、イオン銀行の変動型で0.57%
もはや頭金用意できていたとしても、手元に残しておいて、
できるだけ借りておいた方が良いんじゃないかと思うレベルです。
仮に3,000万円を35年で借りた場合の総支払金額は
0.875%⇒34,838,502 円
0.570%⇒33,098,804 円
と、約170万円もの差が出てしまうのです。
とはいえ、我が家は中古住宅でローン借入額も半分程度、
しかも将来的にはできれば建替えたいので、
途中で繰り上げ返済する可能性が高いことから、
借り換えにかかる抵当権登記費などの諸費用を考えると、
実際に借り換えするのは微妙かなと思っています。
しかし、次に疑問が出てくるのは、
私が借り入れしている銀行の現在の変動金利は0.625%。
「変動金利」なのにも関わらず、私の適用金利は0.875%のまま。
金利が下がっていて変動金利で借り入れしているにもかかわらず、
この超低金利の利益を受けられていないのです。
これには最優遇金利という謎の仕組みが影響しています。
例えば、私の場合だと店頭表示金利が2.475%で、
銀行側の理屈だと金利はずっと2.475%のままで、
私は借入時の最優遇金利が適用されているので、
今の最優遇金利がもっと大きくなっていたとしても、
今から借り入れる人よりも0.25%
高い金利を払わないといけないのです。
信用力が変わらないにも関わらずです。
これだけの低金利なのでそこまで怒りも持っていないですが、
現在の変動金利というのは、
銀行のさじ加減で変動させることが可能な状況になっています。
気に入らないなら、別の銀行に借り換えてもいいんですけど、
繰上返済するのが前提なら、金銭的なメリットも微妙で、
手間も時間も掛かるので、
そこは建替え時の借入先を決めるときに、
反映させていくことにします。