うつにっき -うつ病の治療きろく-

うつ病の治療や過去の振り返り、新しい生き方の模索などを記録していくブログです。

最近うつ病が治っていないことを実感することが多い

 最近は、2~3か月前と比べるとかなり調子が良くなってきているものの、それと同時に多少良くなったからと言ったところで、全然以前と同じレベルには戻っていないということを感じることが多いです。

 4月異動を意識するようになって、まだまだ普通の仕事を普通にはできないことを実感しています。最近、普通の仕事をする機会が増えたので余計に感じているのかもしれません。

 普通のことがかなり大変に感じています。普通のことが普通にできない限りは、まだ全然普通な状態では無いと考えています。以前ならなんとなくでやっていたんだけどなぁ・・・

 完全に治るのに何年掛かるんだろうとか、そもそも完全には治らないかもしれないとか、こんなペースで良いのだろうかという不安や残念な気持ちもありますが、再発を防ぐためには、まだ完全には治っていないこと、その状態では再発リスクは高い状態であることを意識しておくことは重要だと思っています。

 一回目の発症時には復職後にすっかり治った気分になっていて、上司から体調はどう?と聞かれても、すっかり良くなりました!というような返事をしていた結果、自分自身も再発するなんて思わなかったですし、周りからの注意や配慮も自ら得られなくしてしまっていたことが、再発の原因にもなったと感じているからです。

 今から思えば、様々な場面で違和感を感じることはありました。ちょうど、父親脳梗塞になったり、子供が生まれたりと、立て続けに大きな出来事が続いていたので、イライラしたり、疲れたりというのはあったのですが、そんなもんだろう、落ち着いたら大丈夫だろうと思っていました。

 再発率が非常に高く、病識が低い病気であるにも関わらず、自分や周りが再発防止に細心の注意を払っていなかったことで、再発の予兆を早期に発見することが出来なかったように思うのです。

 4月異動後にいきなりフルパワーで仕事をするつもりはありません。自分や家族、職場などを巻き込みながら、まだまだ治っておらず治療には長い期間を要すること、再発のリスクが非常に高いこと、再発すれば長期休職となりお互いのためにならないことを十分に共通の認識として持って、望んでいきたいです。