初めての精神疾患患者の交流会&勉強会①
先日、初めて精神疾患に罹っている人たちの交流会と勉強会に参加してきました。家族や主治医、親しい友人など良き理解者はいるものの、精神疾患に罹っている人しかわからないであろうことがあると感じていて、それを共有したかったこと、治療のための新たなヒントが得られると思ったこと、そして誰かのヒントになればいいなと思ったことが参加しようと思った理由です。
参加したグループは近所ではなく、広くから人が集まりそうな都市部で活動しているグループにしました。どこかで知っている人と繋がっている可能性が低い方が、何でも話しやすいのではないかと考えました。
会場に着いて、おそるおそる部屋をのぞき込むと、代表者の方が声を掛けてくれました。当日は参加者は4人。思ったよりも少なかったのですが、少人数でゆっくり話せたことが初回としては良かったかもしれません。
年齢構成は私が30代半ばなのに対して、年上の方ばかりでした。年齢によってライフステージが異なってきて、仕事や子育て、介護などに対してのスタンスも異なるので、同じような年齢や環境の方が参加していればより良いなと思いました。
活動としては、体験のわかちあい、回復のための学習会、仲間との交流やメッセージを届けるということを行っているとのことでした。
交流会は順番に最近あったことや精神疾患となった経緯などについて話していきます。話をしている時は途中で遮らずに最後まで聞くことがルールで、否定したりすることは厳禁です。
今は精神疾患で治療中と言われなければわからないような元気に活動されている方が、以前に5年間ほど精神病院で入院していたりと、自分とは比べ物にはならない壮絶な体験を聴いて、諦めずに頑張ればここまで治る人もいるんだなと希望が持てた半面、果てして自分にそれができるのかと不安に思う部分もありました。
私は初めてなので、これまでのうつ病となった経緯や環境、病院での治療方針などについて話をしました。初対面の人たちを前にきちんと話を出来るのか不安でしたが、まとまりは無いものの意外と話せました。傾聴って大切ですね。聴く側の態度で随分と話しやすさは変わるものです。誰も真面目に聞いていなくても人前で話ができる人って凄いなぁと思います。
1時間半ほどで交流会は終了。少し休憩をはさんで、引き続き勉強会だったのですが、それはまた次回書きたいと思います。