うつにっき -うつ病の治療きろく-

うつ病の治療や過去の振り返り、新しい生き方の模索などを記録していくブログです。

主治医のアドバイスの真意を考える(妻が保育士に?)

 今日は通院日だったので、妻と子供と一緒に診察に行ってきました。主治医からは家族や周りが関わりながらチームで治していく方が良いということで、できるだけ診察には付き添ってもらっています。

 主治医からは私にだけでなく、妻にもいろんなアドバイスをするのですが、その中に保育士資格を取ったらどうか?というものがありました。

 妻は保育士は保護者対応などが大変そうで、公立保育所の正規職員でもない限りは待遇も良くないので、あまり考えられないと返したのですが、主治医は保育士資格を取って、放課後デイケアはどうかというのです。

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 主治医はいつも突拍子もないようなことを言うように見えて、かなり広い視野と長年の経験からアドバイスをくれます。ただ、その真意は最後まであまり教えてくれません。

 今回のケースでいうと、収入、子育て、うつ病患者への対応スキルの3つの側面からアドバイスをくれたのかなと思います。

 つまり、共働きが可能な条件で、子育てとうつ病患者への対応スキルが身に付くような仕事として、1つの選択肢として提示してくれたのだと捉えています。

 私がうつ病を再発したことによって、キャリアアップのための転職や今後の昇進が望めるかどうかというよりは、再発せずに続けられるのかというような状況で、仮にこのままの役職で定年まで働くことができたとしても収入は数年で頭打ちしてしまいます。

 それなら妻も働けばということになりますが、非正規雇用で働いていたのですが、出産を機に退職しており、再度仕事を探すとしても正社員での雇用は難しい。それどころか、妻の支えがあってなんとか仕事に行っているのを考えると、フルタイムで共働きでの子育ては難しいかもしれません。

 子育てについても、私もできることはしようとしているのですが、常に疲労感が強く、睡眠時間も確保しないといけないので、思うように協力することができず、せいぜいお風呂に入れたり、寝かしつけをするのと、気が向くときに遊び相手になっているぐらいです。

 予防接種や乳幼児健診、体調を崩した時の対応、家具などの安全の配慮、離乳食のことなど、多くのことは妻に頼りっきりです。

 今は専業主婦なのである程度はやってもらったらいい部分もありますが、全面的に引き受けてくれているので、申し訳ないし、不安なことも多いと思います。

 私は私で、仕事に行くだけでも精一杯なので、あまり家に帰ってからも負担が掛かると厳しいので、無理はできません。

 仕事を辞めて協力するとなると、それこそ路頭に迷うことになります。そして、今度は経済面や社会的地位や役割が無くなったことでうつ病が悪化する可能性が高いです。

 人事付けでなんとかやっている今の私を、今の待遇で雇うようなところは100%無いでしょう。そもそも環境の変化にさえ耐えられないと思います。

 やはり、今の状況を前提にして考えるならば、私は今の職場で治療に専念しながら、無理のない範囲で妻に働いてもらうのが経済的にはベストです。

 放課後デイケアなら、時間帯も決まっていますし、普段は預かる時間が短いので短時間勤務も可能です。精神障害も含む、障害者への理解も深まると思います。

 仕事を通じて同じような境遇で悩んでいる人と出会えて、相談相手も増えるかもしれません。もちろん子育てに関する知識や経験も身に付きます。

 半面、モンスターペアレントなどの対応に掛かる比重は保育所と比べると小さくなると思われます。1人で対応しないといけない人数も全然違いますしね。

 思いついたことをとりあえず書き連ねてみたのですが、妻の興味があるのなら選択肢の一つとして良いのかもしれません。

 保育士資格の試験には、栄養学や心理学など役に立ちそうな知識も多そうですし、もう少し考えを寝かせながら、ゆっくりと検討していきたいと思います。