うつ病治療に必要ないくつかのポイント
復職してから3か月ほど経ち、
少しずつではありますが、
回復しているのを実感しています。
今日は、うつ病治療において、
現在、私が気を付けていることについて、
少し書いてみたいと思います。
私の今の状態においてというのが大前提なので、
急性期の方や、これを読んで自分にはしんどいと感じる方は、
決して無理をしないことが一番大切です。
1.身体を動かして汗をかく
体力が落ちていたり、回復力が弱かったり、
人と会うのが負担になったりする中では、
なかなか以前のようにスポーツをしたり
というのは難しい部分もあります。
私もサッカーの練習に行くのは、
体力的にもコミュニケーションの面でも、
まだまだかなりの負担になります。
でも、例えば家の庭の草むしりしたり、
玄関前をほうきで掃いたり、
掃除機掛けたり、雑巾掛けしたり、
ということは気が向けば可能ですし、
少し離れたショッピングセンターに行って、
ブラブラするのも意外と良い運動になります。
最初から運動しなきゃ!と力んで、
ジムに行ったり、スポーツをする必要は無いと思います。
もちろん出来るのならそれに越したことはありません。
私もジムに行ったり、フットサルの個人練習に
参加したいと考えていますが、
今は無理せずに少しずつと思っています。
最近は大量に水分を取りながら、
庭の草むしりをすることが多いです。
日光を浴びてセロトニンを生成できますし、
汗をかけば身体の老廃物が出ていく気がしますし、
身体を動かせば血行も良くなります。
疲れやすいので十分に休養を取ることも
心掛けるようにしています。
2.血流や身体のコリの改善
うつ病になると脳への血流量が減るということを
よく見聞きします。
うつ病を数値で診断できるという、
光トポグラフィー検査も脳の血流を測定するそうです。
うつ病になってから、フットサルなどの激しい運動をすると、
脳がジンジンとするような感覚を覚えます。
あくまでも個人の実感ですが、
私はこれを普段血流が行き渡っていない部分に、
血液が流れている感覚なのだと思っています。
また、思いっきり運動をすることで、
常に緊張状態にあった身体がほぐれることで、
全身が凝り固まっているのが改善されます。
しっかりと運動をした後は必ずと言っていいほど、
精神状態は改善する傾向があります。
もれなくセットで激しい疲労感が数日残るので、
治療においてはそのバランスが難しいと感じています。
そのため、運動と比べると劇的な効果は感じませんが、
ストレッチや鍼、マッサージなどで
血流や身体のコリが改善できるよう試みています。
ちなみにブログをすることは考えの整理や
興味を広げることに役立っていますが、
パソコンに向かって同じ姿勢になる時間が長すぎて、
血流が悪くなったり肩が凝ったりという
デメリットには気を付けないといけないかもしれません。
3.人間関係の新たな構築や回復
うつ病になると極度に行動力が落ちて、
人と会うことさえもままならなくなるので、
必然的に人間関係は閉鎖的になってしまいます。
本当にしんどい間は、
できるだけ理解のある人だけの狭い人間関係が望ましいと思います。
ただ、復職後に強く感じているのは、
仕事のハードルは人間関係で大きく変わってくるということです。
今までも何となく感覚としては持っていたのですが、
自分の状態が良いうちは本当の意味では
全然気付けていなかったようです。
自分の立ち位置や対人能力が把握できているからでしょうね。
うつ病になった後の、立ち位置の変化や対人能力の著しい低下は、
本当に辛いものがあります。
主治医からは自分のサポーターを増やしなさいと言われています。
ある程度回復して来たら、理解してくれる人を、
自ら努力して増やしていかないといけないということです。
今までの人間関係を戻していくと同時に、
絶対に戻らない部分もあるので、
新たに居心地の良い人間関係を作っていく必要があります。
このブログを読んで頂いている方とも、
いずれお会いできる方ができると嬉しいなぁと思っています。
4.生き方(性格や環境)の見直し
回復してきて、行動力や興味が戻ってくると同時に、
ストレスを感じることも多くなってきました。
単純に自分が万全な状態ではないということも
もちろんあるとは思いますが、
元々の性格や環境によるものであることを忘れてはいけません。
うつ病になれば精神的には相当脆くなります。
以前と同じようにやっていては再発のリスクが高まるため、
よりストレスの掛からない生き方を目指していく必要があります。
物事の捉え方や価値観、趣味や人間関係など
見直す内容は多岐に渡りますが、
チャンスでもあると捉えて取り組んでいきたいです。
他にもいろいろと出てきそうですが、
またその都度書いていければと思います。