うつにっき -うつ病の治療きろく-

うつ病の治療や過去の振り返り、新しい生き方の模索などを記録していくブログです。

抗不安薬の効き目と依存性

 最近は、抗うつ薬は中断していて、その代わりに1日3回飲み始めた抗不安薬を1日1回に減薬中です。主治医は、抗不安薬は普段は飲まないようにして、頓服として使いたいと言っています。

 抗不安薬は最終的には断薬することとなっているので、飲み忘れてもそんなに気にはしないようにしていたのですが、今日は妙に調子が悪く、このままでは夕方まで仕事をこなせないと判断して、わざわざ昼間に薬を飲みに家に帰ってきました。

 持ち歩いていなかったのは迂闊だったので、今度からは持ち歩くようにします。それも最近は調子が良いと感じていたからもあるんですけどね。

 飲んでしばらく経つと、不安感が小さくなってきて、安定してきました。最近は、少し調子が良くなってきていたと思っていたのですが、飲み忘れたら調子が悪くなって、飲んだらすぐに好転したので、抗不安薬の効果を感じるとともに、うつ病自体はそんなに良くなっていなかったのか、、と複雑な気持ちになりました。

 ちょっとショックでした。良くなってきていると思っていたのは、自分の勘違いでもあったわけですから・・・

 個人的な感覚では、抗うつ薬よりも抗不安薬の方がはるかに副作用が少なく、安定して効果が出ているように感じているので、ずっとこの処方で治療を続けられたらと思っていたのですが、主治医は抗不安薬の依存性を理由に、短期での使用が原則で、頓服として以外は使わないということを強調していたのは、このことだったのかなとようやく少し理解できました。

 ちょっと調べてみると、確かにそのようなことが書いてありました。欧米では治療指針で処方期間を4週間以内とするなど対策が講じられている一方で、日本では漫然と処方されて依存や離脱症状に苦しんでいる患者が多いとのこと。

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 これまでは自然にゆったりと効果が出ているように感じていたので、まさか依存なんてと思っていたのですが、今日で少し考えが変わりました。仕事が終わるまで待てずに帰ってきて薬を飲むなんて、調子が悪くてしんどかったとはいえ、やっぱり依存性は強い薬なのかもしれない。

 今週は、自分にとって重い仕事があるので、薬に頼らないといけない場面では躊躇せずに頼ろうと思っています。ただ、この調子で抗不安薬を飲んでいけば安心という考えは捨てないといけないのかもしれません。

 服薬以外の治療もしっかりと取り組みながら、普段は抗不安薬に頼らない生活ができるように主治医と相談しながら、模索していきたいと思います。