八洲電機の株主優待変更(改悪?)
http://www.nikkei.com/markets/ir/irftp/data/tdnr/tdnetg3/20160720/9zmwrs/140120160715451048.pdf
今までは、100株で地域特産品(6品から選択)か
グルメカード1,000円分だったのが、
変更後は、100株ではグルメカード500円分、
200株以上でグルメカード2,000円分となります。
100株のままではもらえるグルメカードが減りますし、
100株追加で購入して200株にするには55,000円ほど必要です。
実質的には改悪と受け取る人が多いと思います。
私としては優待は改悪だけど、投資判断的にはプラスです。
企業が負担する全体の優待コストは減るのに
買い増ししたら配当利回りは保てますからね。
今回の件も買い増しで対応しようと思います。
最近、株主優待の新設も多く見掛けますが、
株主優待に掛かるコストが大きくなってきて、
優待を改悪するケースも多くあります。
株主優待は理想としては、
企業にとってはマーケティングの効果が見込まれて、
顧客の開拓や売上拡大、宣伝効果があること、
投資家にとっては、お得にその会社のサービスが受けられたり、
投資利回りの向上につながること、
どちらもwin-winの関係になることが望ましいのですが、
見ている限りは企業と投資家で、lose‐winみたいに
なっていることが多いです。
企業側も(東証1部などへの)昇格目指して
株主数を確保したいとか、いろんな思惑があったりするんですけどね。
でも、桐谷さんみたいに意地でもお金を使わずに
企業のサービスだけ受けるようになったら大変ですよ。
私もそれに似たような感じですけど。
優待投資家というのはそういう人ばかりです。
ある意味、その企業のことを応援していないというか、
貰うだけ貰って、お金を出して商品を購入しない。
優待が豪華な企業は株主数も数万人いたりするので、
その人たちに毎年1万円ずつとかタダ券配ってたら、
本当に凄いコストです。
株主優待目当てで投資するとお得なこともありますが、
こういった事情で優待改悪というのも多くなってきているので、
そのリスクは頭に入れておかないといけませんね。