復職して6カ月が経過しました
気が付けば復職して6ヶ月が経過していました。それどころか、もうすぐ7カ月です。復職したころを思えば随分と良くなってきている気はしますが、以前のように仕事や日常生活が送れるレベルからはまだまだ遠いと感じています。
この数カ月での変化を少し記録に残しておこうと思います。
勤務時間について
復職したころは毎週通院していたので、実質は週4勤務でした。それでも毎朝、恐ろしいほどの覚悟を持って仕事に行って、帰ってきたら大した仕事もしていないのに、寝るだけしかできないような状態だったのを覚えています。
それが今は3週間に1度の通院で、基本的に週5日働くこと自体はそんなに特別なことではなくなりました。たまになら、帰ってきてから少し外食に出掛けたり、ちょっとした買い物に出掛けることはできるようになりました。
仕事の質や量について
復帰したころは簡単な作業や入力ばかりで、しかもボリュームも少なかったのですが、最近は比較的責任の軽い仕事や簡単な仕事は多いですが、仕事の種類やボリュームはかなり多くなってきました。
仕事の量だけだと、それなりのボリュームがこなせるようになっています。ただ、判断力やストレス耐性がかなり落ちていると感じていて、複雑な判断を要する仕事や、ハードクレームへの対応などは厳しいというか、再発する危険性が高いように感じています。
人間関係について
復帰したころは以前は親しく話していた人でさえも話をするのが怖くて、作り笑いさえもできない状況でした。今から考えるとあんな状態で良く復帰したものだと思います。これは人事付けでリハビリさせてくれる対応をしてくれたおかげです。
最近は笑顔も自然と出るようになって、少しずつコミュニケーションが取れるようにはなってきました。
ただ、以前のように気軽に飲みに行ったり遊びに行くというような余裕はとてもないし、仕事を通じて協力しながら人間関係を作っていくようなこともできていません。唯一、いろんな部署に手伝いに行ったりするので、そこで声を掛けてもらったりというのはあります。
そんな訳で、ごく一部の親しい人以外は「社会人としての表面的なコミュニケーション」に留まっていますが、以前の私の貯金のようなものが残っているのか、職場の人たちが温かいからなのか、一部の人を除いては穏やかな関係が出来ています。
職場のメンタル不調者
今まで意識したこともないし、気付いていなかったのですが、うつ病などの精神疾患で苦しんでいる人や、昔に精神疾患で苦しんでいる人、それが原因で退職した人が、私が思っているよりもかなり多いことがわかってきました。
私がうつ病になったということを知って、多くの人が話し掛けてくれて、自身も苦しんでいる、もしくは苦しんでいたことを教えてくれたからです。
これらの人たちは良き理解者であり、精神疾患を抱えながら仕事を続けているという意味での先輩でもあります。
4月に人事付けが解かれたときに、再発を何としても阻止しながら、できるだけ周りに迷惑を掛けずに仕事をこなし、人間関係も良好に保っていくか。様々な困難があるのは覚悟していますが、みんなの事例を参考にして、上手にバランスを取っていきたいと思います。
プライベートについて
復職したころは仕事に行くので精一杯で休みの日は引きこもり状態でした。そうないと疲れが取れず、仕事に支障が出るからです。
最近は土日のうち、1日は出来るだけ出掛けるようにしています。たまに友達とみんなで美味しいご飯を食べに行ったり、それの幹事をすることもできるようになりました。
体調を測るバロメーターとして、仕事のパフォーマンスではなく、以前と比べてプライベートでどれくらい動けたり楽しめるかを重視しています。そちらの方がごまかしが効かないと思うからです。
じゃあ以前と比べてどうなのかというと、恐ろしいほどに動けていません。平日に仕事が終わってから、ご飯食べに行ってからバーに行くとか、映画のレイトショー観に行くとか、土日も朝のうちに家の用事済ませて、昼からサッカーして、夜は飲み会みたいなことを特に負担に感じず、ちょっと疲れても次の朝にはある程度回復できるというのが普通の状態だと思います。
これが負担に感じなくなる、むしろ充実していて楽しいと思える状態が完全に回復した状態だと思っているので、まだまだ道のりは長いのかなと感じています。また、その状態にならない事には以前と同じパフォーマンスが仕事でも出せないということだと思っています。
長くなってしまいました。完全な回復状態からは程遠いですが、復職直後の状態からすると凄く良くはなったと思います。焦らずに少しずつやっていきたいです。