うつにっき -うつ病の治療きろく-

うつ病の治療や過去の振り返り、新しい生き方の模索などを記録していくブログです。

精神的な強さとはいったい何なのか

 昨日、職場の勤務評定の面談があったことを書いた記事の中で、上司から精神的な強さを身に付けて欲しいと言われたことを書きました。

for-happy-life.hatenablog.com

  精神的な強さというのは一体何なんでしょうか?ストレスに対する耐性のことを一般的には指すと思いますが、それには大きく2つに分けることが出来て、大きなストレスを受けても耐えられる精神力のようなものと、ストレス自体を受け流す性格やスキルがあると思います。これも、相互に密接に関わることなのでハッキリとした境界線は引きにくいように感じます。

 ストレスを受けても耐えられる精神力というのは、慣れに近いのかもしれません。たくさんの修羅場をくぐっているうちに少しぐらいのトラブルでは動じなくなっていくイメージです。

 普通であれば、日々困難を乗り越えていくことで身に付いていくと思うのですが、うつ病の私にとって、大きなストレスをまともに食らうと、再発の危険性が非常に高まります。

 今の私にとっては、大きなストレスは避けながら、それ以外のストレスに少しずつ慣らしていくと同時に、ストレス自体を受け流す物事の考え方を身に付けていくことが非常に大切になってきます。いわゆる認知行動療法というものです。

 治療としてカウンセリングを受ける方法もありますが、日常生活の中で自分自身で偏った考えや、不安に思ってたけど何も問題無かった出来事を振り返ったり、うつ病になる前の感覚を思い起こしたりしながら、ストレスへの対処法を身に付けていくことができると考えています。

 ここまで書いて、今の自分には急激にストレスに強くなるというのは不可能のように感じています。いや、普通の人だって、急には変わらない。そんなちょっと思って、行動したぐらいで変わるのなら、世の中みんなストレスに強いはずですし、そもそも精神疾患になる人も少ないはず。

 話の方向性が自分でも分からなくなってきましたが、精神的に強い人というのは、本当に精神的にタフだったり、受け止め方がポジティブな人だけでなくて、ただの無責任だったり、鈍感だったりなだけな人も多いように感じます。

 鈍感力なんて本が出ていたぐらいで、それぐらい抜けてることも強みになると思うものの、良い意味での勘違いがうつ病患者には難しいです。

 周りからはダサいと思われるような行動をしていても自分ではカッコいいと思っている人って結構いますよね。それは極端な例ですが、周りにどう思われていようと、自分は大丈夫と思い込めることは、実は大切な事なんじゃないかと思うようになりました。

 良いように言えば、自分の基準で自分を評価できているからです。今の私は、周りの反応ばかりが気になって、自分自身でも完全には自分の味方になってあげられていません。

 周りの助けが無いと困る状態だから仕方が無い部分もあるのですが、自分の基準で物事を判断して、周りの評価なんて雑音、自分のことは自分が評価するぐらいに思える方が、精神的には強い状態になるはずです。

 周りへの配慮や協調性は当然大切ですが、それは自分の基準で評価してもできる話です。逆に周りの事ばかり気にして行動していても、自分の能力や魅力は発揮できないように思います。自分の中でハッキリした道が見えていて、それに一直線に突き進む人が一番強いように思います。

 思ったことを推敲もせずにつらつらと書いてみましたが、自分の中では少し考えていることが整理できました。

 書いてみたものの、どうやっていけば良いのかということまでは、まだまだ自分でもわかりませんが、どこかで糸口を掴めたらなと思います。