うつにっき -うつ病の治療きろく-

うつ病の治療や過去の振り返り、新しい生き方の模索などを記録していくブログです。

うつ病の忘年会

 例年なら職場や友人、サッカー関係などで最低でも5回以上はある忘年会ですが、今年は、それまでにあった2つの職場関係の忘年会は欠席して、先日友人との今年初の忘年会に参加してきました。

 今のうつ病のプライベートへの影響としては、少し意欲は出てきて、笑顔も自然と見られるようになりましたが、仕事に行くだけでも精一杯で、それ以上の余力はほとんどなく、体力や思考能力の低下などから、何かしようと思っても行動に移すことが困難なことが多い状況です。

 先日の忘年会でもみんなと会えて、話したりご飯を食べること自体についてはとても楽しめましたが、どこか寂しい気分になる場面がありました。

 理由はわかっています。みんなと同じように旅行に行ったり遊びに行ったり、人と会ったりと、日常を楽しめていない、楽しい話題を持っていないということにハッキリと気付かされるからです。

 周りの友人が悪い訳ではありません。ごく普通の飲み会の話です。自分が付いていけないことが悔しくて、寂しいだけです。私ができないからといって周りが我慢しないといけない理由なんてありません。

 忘年会の中でも、ゴルフに行く話や、バンドを作る話、旅行に行く話など様々な話が出てきました。自分に余裕があって以前のような実行力があればそれに乗っかればいいし、何かしたければ提案すればいいだけなんですが、やっぱりいろんなことがまだまだ負担に感じます。

 普段は数か月前の自分と比べて、少しずつ良くなっているなと実感することも多いのですが、一方で完治した状態からもまだまだ遠いことも感じています。

 この自分が治療に向けて一歩一歩進んでいっているという感覚と、それよりも遥かに速いスピードで周りが動いていっていることとのギャップに戸惑いや焦りを隠せないことが多々あります。

 このこと自体は事実として受け止める必要がありますが、それと同時に自分がまだ病気であることをきちんと認識して、みんなと同じようにできないことは当たり前で仕方がないことも受け止めないといけないのかなぁと思いました。

 今の自分が周りと同じ経験ができないのも事実ですが、その逆、私の今の経験は他の人には決して経験できないことも事実です。焦ってしまうことはありますが、後になってこの病気の経験があって良かったなと思えるようにしたいです。