うつにっき -うつ病の治療きろく-

うつ病の治療や過去の振り返り、新しい生き方の模索などを記録していくブログです。

職場の同期がメンタル不調で休職したので話をしてきました②

 昨日の記事

for-happy-life.hatenablog.com

 昨日、メンタル不調で休職中の職場の同期と話をして、記事を書こうとしたのですが、職場への怒りが抑えられず、話した内容について書けなかったので、今日は同期と話をした内容や気付いたことについて書きたいと思います。

メンタル不調になった原因について

 

 同期の場合は職場でのパワハラによるものです。その部署でのパワハラは有名で、2年ほど前から職場全体に知れ渡っているほどでした。ストレスチェックにも引っかかっていたので、それを放置していた管理職や、人事の責任は大きいと思います。

 また、プライベートでも離婚など、複数の大きなストレスが重なってしまったのも、要因として考えられます。

休職になる直前の様子について

 

 2年ほど前から、いつメンタル不調になってもおかしくないと思っていたのですが、私よりも本格的にサッカーをしていて、最近まで職場のチームの試合にも参加していたので、まさか休職になるまで状態が急激に悪化しているとは知りませんでした。

 2週間ほど前には仕事以外で会うことがあったり、職場では頻繁に見掛けて、言葉を交わすこともありましたが、うつ病の私でさえ、気付くことはできませんでした。今、思い返せばちょっと元気が無かったかなとも思いますが・・・

 基本的に、メンタル不調になっても気力を振り絞って、精一杯普通の状態を装っていることが多いと思うので、異変に気付いてあげることは、言うのは簡単ですが、実際には本当に難しいことだと感じました。

退職や転職について

 

 こんな能力では職場に迷惑を掛ける。自分には自信が無い。もう退職して、新しい仕事を探すしかない。といったことを口にしていました。

 長く続いたパワハラのせいですっかり自信を無くしてしまっている様子。本人はもとから能力が無かったと言いますが、私にはそんな風には思えません。

 私も転職しようとしていたので、気持ちは良く分かりましたが、今の状態で仕事を辞めることを決断してはいけない。他に移ったとしても体調が万全でなければ何をしても厳しい。まずは体調を整えて、万全の体調になってから考えるようにしようと話をしました。

職場の環境改善について

 

 今回はパワハラが主な原因であることは明らかなので、人事異動を含めて職場に環境改善を図ってもらう必要があるように感じました。

 ただ、本人はどこの部署に行ったとしてもできる気がしないと言っていました。私も休職中に上司にアルバイトみたいな仕事しかできないと伝えたところ、「何を言ってるんだというような答えが返ってきたことを思い出しました。でも、実際にそう感じるし、実際できない状態だからどうしようもないです。

 復職しても大丈夫なレベルまで回復するか、職場の受け入れ態勢が整うまでは復職しない方が本人のためにも、職場のためにも良いんじゃないかと思います。

病院や主治医について

 

 身体の不調を感じていたけど、ストレスから来るものと思っていたので、心療内科もやっている町医者に診てもらったとのこと。これは私と全く同じパターンです。それどころか行った病院も同じ。診療時間は3分程度でとりあえず薬を出すだけ。今から考えたらミスったと思います。

 すぐにでは無くても、専門医に診てもらう方が良いと伝えたものの、病院や医者探しはなかなか簡単にはいかないですよね。今週は私の主治医の診察があるので、その時に聞いてみることにしました。

薬について

 

 どうも処方された薬について懐疑的な様子。恐らく主治医の事も信頼できてないように感じました。そんなに多くの薬が処方されている訳でも無かったので、それぞれの薬の効能を説明して、処方されている以上はきちんと飲むよう説得しました。

 抗不安薬にかなり激しい副作用を感じている様子で、飲むと意識がもうろうとする、漫画さえも読めないなどと話していました。

 薬の効き目や副作用については次回の診察時に主治医にきちんと説明するように言いました。ただ、3分ほど診察時間だとまともに聞いてくれた上で、きちんと考えて処方してくれるのかは怪しい気がします。

運動や日光浴について

 

 よく筋トレをしたらうつ病が治るとか、日光浴をしたらセロトニンが生成されてうつ病の治療に良いとか言いますが、その同期は本格的にサッカーをしていて、週に少なくとも3回以上は激しい運動をしていたはずですし、昨日会った時点でも真っ黒に日焼けしていました。

 運動も日光浴も、瞑想も、心身に良い影響を与えることは間違いないかもしれませんが、だからといって、それだけで解決するものでも無いと思います。

 よくテレビの健康番組とかでやってるチョコレートの健康効果はこんなに凄い!とかやっていて、それだけ食べたら健康になるのかという感じに似ていると思います。

 病気の治療や健康の維持というのはそんなに単純なものではありません。様々な要因が複雑に作用しあっての結果であって、これだけしていれば大丈夫ということは無いんじゃないかと思います。

最後に

 

 その同期は私の2回の発症とその回復の過程を比較的近い立場で見てきました。急性期の私がいかに極端な思考に陥っていたのかも感じていたはずですが、同じ状態に陥っているように見受けられました。

 分かっているはずなのに、それでも同じような状態に陥ってしまうというのは本当に恐ろしいです。

 私のこれまでの経験が無駄にならないように、深入りしすぎて自分の体調を悪化させないように気を付けながらも、同期をサポートしていければ良いなと思います。