うつにっき -うつ病の治療きろく-

うつ病の治療や過去の振り返り、新しい生き方の模索などを記録していくブログです。

心からの仕事への積極性が出てこない

 最近は、診察時に毎回のように職場や仕事に対して、明るい見通しを持つための話が出てきます。

 どうしても、職場に対して明るい未来が描けないところがあるのです。今のところ、何とか仕事に行って、少しでも前向きにやろうとしているものの、心からは前向きになれていないというか、気持ちが乗っていない気がします。

 今の部署に来たから、こういうことが身に着けられるとか、こうやれば業務改善になるんじゃないかというレベルでは前向きに考えることが出来ているのですが、お客さんのため、職場のため、ひいては自分のためという考えにはなれていません。自分の人生の一部として、今の職場で働くことに意義を見出せていないような状況です。

 仕方ないから少しでも良いようにするかといった、消極的な積極性のようなものはあるのですが、「仕方ないから」の部分がどうも引っかかります。

 気持ちが入っていなければ、出せるパフォーマンスというのは限られてしまうのではないかと感じます。

 主治医にそれを尋ねたところ、「そのとおり。だから毎回、職場や仕事に対して、明るい見通しを持てるように話をしているんだよ。」というような答えが返ってきました。

 昨日の診察で、転職できなかったことを未だに悔やんでいるという話をしました。転職しようとして失敗した話はこちらです。

for-happy-life.hatenablog.com

  あまり詳しいことも書けないのですが、自分の能力やこれまでのキャリアを考えれば、これ以上は無いと思われる企業と条件でした。全ての要素が上手く組み合わさってこその内定だったと思っています。

 うつ病が再発して、内定を辞退した以上、再び同じところに転職するのは難しいように思います。今の自分は調子のよかった時ではなく、うつ病を治療しながら、何とか働けている状態で、キャリアにも傷が付いて、以前のパフォーマンスも出せない。

 隣の芝は青いとよく言います。再発しなかったとしても転職していれば思ってもみなかった大変なことがあったかもしれません。

 うつ病を再発して、以前のパフォーマンスが出せない以上は、今の職場に留まって、周りの理解やフォローを得ながら、じっくりと治していくというのが現実的で正しい選択というのはわかっています。でも、悔いが残っているのは事実。

 転職失敗への後悔と、職場や仕事に対する暗い将来展望。今の状況をどのようにして自分の中で決着をつけて、働く意義というものを本当の意味で感じられるようになれるかが、回復への大きな一歩になるような気がします。