うつにっき -うつ病の治療きろく-

うつ病の治療や過去の振り返り、新しい生き方の模索などを記録していくブログです。

治療には周りの理解が必要

うつ病は家族や親友、職場の理解が治療に大きく左右します。

特に精神的に非常に脆くなっている休職直後は、

些細なストレスが回復の妨げになります。

 

また理解者がいるほど、社会復帰のハードルは下がります。

主治医の先生からは「自分のサポーターを作ることが大切」と良く言われます。

 

でも、理解してもらうのは容易ではありません。

そもそも自分もうつ病に対しては理解が無かった方でしたし、

無縁な病気だと思っていました。

 

私の周りは比較的理解をしようとしてくれる人に恵まれましたが、

理解しようとしても理解できないのがうつ病だと感じました。

私自身、うつ病にならなかったら、理解してあげられなかったと思います。

 

両親もわかってくれようとはするものの、休職期間が延びると

「いつまでも休んではいられないぞ」というような事を言われ、

世間体を気にしているのがわかりました。

 

自分自身も世間体を気にして休職中は外出できなかったので、

まぁごく一般的な反応なのかもしれません。

 

自分でもわかっているんです。言動がおかしくなっていることは。

でも、自分で思考がコントロールできない。

わかってもらいたいけど、わかってもらえない。

何でこんな風になってしまったんだろうという不安や悲しみ、悔しさ。

 

いつも読ませていただいているブログのコメントにも、

「理解してもらって当たり前とか思うなよ」的なことが

書かれているのを見掛けました。

世間一般に対しては確かにそうかもですが、、

身近な人にそんなことも求められないのも可哀想だなと思いました。

私はそのブログ主さんは間違っていないと思いますよ。

 

確かに職場やあまり関係のない人にまで理解は求められません。

でも、家族や親友など近い人には完全に理解してもらえなくても、

少しでも理解してあげようとする気持ちを持ってもらえば

治療に大きな前進になります。

 

家族などに治療法のサイトや本を読んでもらったり、

通院に付き添ってもらうなどして理解を得られるようにしてください。

理解が大きいほど最終的にはお互いに楽だと思うんです。

 

 

大切な家族、友人、恋人がうつ病になってしまったら、

どのように接すれば良いのでしょうか。

 

うつ病のサイトや治療本にも患者への接し方は良く書かれていますが、

個人的に大切だと感じるのは、以下の4つです。

大変かもしれませんが、根気強く対応してあげてくださいね。

きっと治療の近道になるはずです。

 

1.否定せずに話を聞いてあげる(傾聴)

 普通に聞いていたら滅茶苦茶な事を言っていたとしても本人は真剣です。

 否定せずに話を聞いてあげてください。

 

2.話を全て真に受けない

 話は否定せずに聞いてあげても、全て真に受けないこと。

 特に判断力が無い中で大きな決断をしようとしている場合は、

 失敗する可能性も高いです。

 

3.相手のペースに合わせてあげる

 大変ですが、相手のペースに合わせてあげてください。

 やりたいようにさせてあげるのが治療初期には重要です。

 

4.安心できる環境を整えてあげる

 できるだけ何もしなくていいようにしてあげてください。

 元気が出てくれば自然と手伝ってくれるようになるはずです。