復職成功へのハードル2 人間関係の崩壊と再構築(1)
5月中旬に人事付けで復職してから3か月以上が経過しました。
今のところは負荷の軽い仕事をしながらリハビリ中ですが、
人事付けが解かれて、本来すべき負担での仕事をする可能性を考えた場合、
非常に不安が大きい状態です。
感じている不安には様々な要素が入り混じっていて 、
上手にまとめることは難しそうですが、
自分の中でも整理していく必要があるので、
思いついた項目ごとに書いていきたいと思います。
今回は、人間関係の崩壊と再構築について
人間関係の崩壊というと大袈裟な部分もありますが、
休職することになれば職場の人と顔を合わさなくなりますし、
うつ病の症状により強い自責感や不安感がある中では、
見舞いや励ましのメールや訪問にも対応は困難となります。
結果として、親しくて理解のある人以外の
人間関係はどうしても縮小していきます。
縮小せざるを得ないのです。
家族や昔からの友人を含めてもそんな感じなので、
必然的に職場の人間関係というのは、
以前と同じように保つことは不可能です。
だからと言って、無理に関係を保とうとすることは危険です。
症状の深刻度はそれぞれ大きく異なるとは思いますが、
休職になるほどまでのレベルであれば、
新型うつ病でない限り、人と会うことは相当な負担のはず。
人と会うことに対して、しんどいな思う気持ちが消え、
少し話してみたいなと思えるようになるまでは、
無理をしないことが治療上大切なポイントです。
相手によって、しんどさも大きく変わると思います。
話しやすい人、聞きに徹して共感してくれる人というのは
治療にプラスになる場合も多いです。
うつ病の症状が強く出ている間は
できるだけ理解のある、安心できる、狭い人間関係で
心に負担を掛けないことを最優先に意識していました。
意識していたというより精神的に耐えられないだけなんですけどね。
どういう人安心して接することができるかというのは、
自分の感情や感覚に問い掛ければ簡単にわかりました。
それほどまでにほんの一部の人を除いて、
人と接することが大きな負担になる状態でした。
本気で心配してくれている人でも励まされると本当に辛い。
話を聞いて共感してもらえるだけで十分なのですが、
励まされてもできることがないので辛いんです。
頑張りの問題と思われていること自体も辛いんだと思います。
理解のあると書いたのはその部分です。
話は脱線してしまいましたが、
私が休職を経て、復職する時には
人間関係は大幅に縮小していました。
悪化と書かず縮小と書くのは、
強い悪意を持って接してくる人は
ほとんどいなかったからです。
仕事で迷惑を掛けた人はいるにしても、
決して何か悪いことをしたわけではないので、
心配してくれる人の方が圧倒的に多かったです。
これは普段の人間関係が大切だと感じました。
恐らく普段から嫌われていれば
もっと辛い扱いを受けていたでしょう。
私の場合は今までの振る舞いに反省する部分もありましたが、
良い人たちに囲まれていて、その辺はありがたかったです。
ただ、職場での人間関係というのは日常的に顔を合わせるから、
保たれている部分があって、
家族や付き合いの長い友人とはまた性質が異なります。
学校のクラスメートみたいなものでしょうか。
親しい人以外は卒業したりクラス替えになれば、
あっさりと関係が途切れたりしますよね。
なので、職場においても一部の親しい関係を除けば、
長く接していなければ関係は簡単に薄れます。
逆に言えば本来なら簡単に戻せるとも言えます。
でも、まだまだ明るく楽しく話をすることは困難ですし、
仕事が思うようにできなければ負い目も感じますし、
飲み会などのイベントにも参加できるほど余裕はありませんでした。
このような状態で、どうやって人間関係を再構築していくのでしょうか。
上手くまとまらないまま長くなってきたので、
続きはまた次回にしたいと思います。