うつにっき -うつ病の治療きろく-

うつ病の治療や過去の振り返り、新しい生き方の模索などを記録していくブログです。

復職成功へのハードル2 人間関係の崩壊と再構築(2)

 

for-happy-life.hatenablog.com

 

 

前回は、うつ病で休職し、復職した時点で、

職場の人間関係は大幅に縮小していたことを書きました。

今回はその続き、人間関係の再構築について書きたいと思います。

 

復職後に人間関係を再構築していくためには

どうようにしていくのが良いのでしょうか?

 

以下の状況が前提条件としてあります。

 

・仕事はまともにできる状態では無く、

 簡単な仕事だけさせてもらっている。

 

うつ状態は完全には払拭されておらず、

 ちょっとしたことでも傷つき、落ち込む傾向にある。

 

・飲み会などの職場のイベントに参加できるだけの

 余裕は全くなく、参加するには相当な負担感がある。

 

・毎日仕事に行くだけで精一杯なので、

 プライベートの時間は休息を優先させる必要がある。

 

他にもあるかもしれませんが、そんな感じです。

普通に考えれば、良好な人間関係を築くのは極めて困難な条件です。

 

 

職場で必要とされる人間像とはどのようなものでしょうか。

仕事ができるという要素以外にも様々なものがあると思います。

 

ムードメーカーで居てるだけで盛り上がったり癒される存在だったり、

職場の潤滑油となり良好な人間関係に貢献する人だったり、

 

どちらにしても、仕事面で貢献するか、人間関係面で貢献するか、

大きく分けると2種類しかないように感じています。

 

これは求めすぎると逆に辛い結果を生むように思います。

このままでも辛いのですが、今は仕方がありません。

 

まともに良い人間関係を築くというよりは、

悪い印象を与えず、うつ病への理解を持ってもらい、

助けてあげないといけないと思ってもらえるように

するしか無いんじゃないかなぁと感じています。

 

主治医がよく私に言っている、

「自分のサポーターを増やしなさい」というのは、

この辺りのことを指しているのだと思います。

 

仕事について、手を抜いたり、ふざけている訳では無く、

自分がまだまだ力が出せる状況でないということを

理解してもらうこと。

 

理解してくれようとする人を大切にすること。

 

無理に飲み会などに参加せず、

それどころではないことを分かってもらうこと。

 

全然、前向きに感じないかもしれませんが、

現実的にはそれくらいしかできません。

 

だからこそ、うつ病になる前までの

人間関係や印象が非常に重要になってきます。

 

しんどい時にふざけているのかどうかは、

以前(普段)の印象から判断する人が多いですし、

 

普段から多くの人に嫌われるような態度を取っていると、

こういう時に冷たくあしらわれてしまうかもしれません。

 

明日は我が身というと意味合いが

少しずれているかもしれませんが、

日頃の行動はいつか自分に帰ってくるということは、

元気な時であっても意識しておくことが大切ですね。

 

 

マイナスな事ばかり書いてしまいましたが、

復職後、精神疾患で苦しんでいる人や、

過去に苦しんでいた方から

声を掛けられることが多くなりました。

 

そういった方は、私の今の状況を

良く理解してくれていますし、

的確なアドバイスをくれることもあります。

 

いろんな付き合いをどうしても諦めざるを得ない中、

新しく生まれる経験や出会いもあります。

 

あくまで職場での振る舞いとしては、

私がここで書いたことが自分自身では正しいと思っていますが、

 

何もかもがマイナスな訳ではないということは

忘れないでやっていこうと思います。

 

 

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